シャープは、モバイル型ロボット「ロボホン」向けの新アプリとして、OpenAIが提供する会話型AI「ChatGPT」を活用した「お話作ろう」を6月29日から提供開始する。また、ChatGPTを用いたロボホン向け対話アプリの開発を進めており、先行体験モニターの募集を行う。

  • シャープ「ロボホン」ChatGPT活用の新アプリ公開へ

新アプリ「お話作ろう」は、ユーザーが設定した登場人物やシチュエーションなどの条件、ロボホンとの過去の会話情報、位置情報などをもとに、ChatGPTを活用して物語を創作し、ロボホンが身ぶり手ぶりを交えて読み上げるアプリ。食べ物や好きな言葉、旅行した場所などの情報をランダムに組み合わせることで、利用する度に「独創的でユニークな物語」が楽しめるという。

「お話作ろう」はロボホン向けのココロプラン(月額1,078円〜)、またはビジネス基本プラン/ビジネスプレミアムプランの加入ユーザーであれば追加料金なしで利用可能で、アプリ管理画面から無料ダウンロードできる。

開発中のChatGPTを用いたロボホン向け対話アプリについては、ココロプラン加入中の一般ユーザーを対象に、約1カ月間の先行体験モニターを募集。募集人数は先着100人で、募集期間は6月10日10時から同月25日18時までだが、応募が募集数に到達次第、受付終了となる。応募方法は6月10日までに、ロボホン公式サイトで告知する。

対話アプリのモニター体験後、アンケートやインタビューに対応する必要があり、シャープはそこで得られた意見やトライアル中の利用状況などを踏まえて、今後の実用化を検討していく。