ホテル椿山荘東京(文京区)では5月19日より、毎年恒例の「ほたるの夕べ ディナービュッフェ」をスタートした。今年は開業70周年を記念し、サーロインローストビーフなどの人気料理のほか、和・洋・中からスイーツまでバラエティ豊かなビュッフェメニューをそろえた。また、庭園にて幻想的な空間を演出する「東京雲海」は7月3日より、通常の2倍の噴霧量により濃密な「超雲海」にパワーアップする。

  • ホテル椿山荘東京が、今年も「ほたるの夕べ ディナービュッフェ」スタート

■実は歴史のあるイベント

毎年、幅広い客層に好評だという「ほたるの夕べ ディナービュッフェ」。そもそもは藤田観光創業者の小川栄一氏が、1954年に「ほたる鑑賞の夕べ」を開催したのが始まりだという。ホテル椿山荘東京 総支配人の山下信典氏は「いつの時代も、世の中が必要とするオアシスであり続けること――。そんな椿山荘の考えを、我々は先人から受け継いできました」と紹介する。今年は例年より早く、5月12日よりホタルが舞い始めたという。

  • ホテル椿山荘東京 総支配人の山下信典氏

ディナービュッフェは5月19日から7月2日までの期間中、特定日にバンケット棟 宴会場にて開催される。時間帯は18時~20時 / 19時~21時。WEB予約時(事前カード決済)の料金は、大人が13,000円(月~木)、15,000円(金~日)、小学生が5,700円、幼児(3歳~)が3,300円となっている。

  • バンケット料理長の十代雅之氏

ビュッフェは、和・洋・中(計45種)の季節の趣あふれる美味をそろえた。

  • おまかせ握り寿司 三種盛り(左)と、本鮪握り寿司二種 食べ比べ(右)

  • 冷やし煮物 ~冬瓜の蛍灯篭~

  • サーロインローストビーフ

  • シトロンジンジャーケーキ

飲み物は、ワイン、ウイスキー、焼酎、季節のオリジナルカクテル、ソフトドリンク、紅茶など。小学生・幼児に向けて「ほたる支配人の焼印が入ったハンバーガー」「スイーツバッグ」「ラムネ飲料」なども用意する。

  • ワイン、ウイスキー、季節のオリジナルカクテルなどアルコール各種を用意

なお、1日6組限定で閉園後にゆっくりとホタルを鑑賞できるステイプラン「プライベートホタルナイト」も登場した。利用できる期間は5月26日から6月11日まで。料金は「ビューバススーペリア(45平米)」1室2名利用が59,900円~、「プライムデラックスガーデンスイート(88平米)」1室2名利用が166,700円~、「ビューバススイート ツイン(93平米)」1室2名利用が208,700円~。

閉園後23時からの30分間、庭園を散歩できるほか、和・洋から選べる朝食付き。グレープフルーツとライチを使った爽快な味わいのノンアルコールカクテルもオリジナルタンブラーにて提供される。

  • 一般的に夏のイメージがある蛍だが、ホテル椿山荘東京の庭園では毎年5月中旬に飛翔を開始し、6月上旬にかけて見頃を迎え、7月上旬頃まで楽しめるという

ちなみに、5月19日から7月2日までの18時30分以降に庭園へ入園する際、ホテル施設を利用しない来場者は「庭園入場券」が、ホテル施設利用者は「ルームキー」「二次元コードまたは庭園入場券」が必要になるので注意したい。

■大量ミストで"涼"を感じる夏

  • 雲や霧と同じ10~20ミクロンの細かい水の粒を均一に発生させる幻想的な演出「東京雲海」が今夏、「超雲海」「超・大雲海」にパワーアップする

このほか、ホテル椿山荘東京の名物にもなっている霧の庭園演出「東京雲海」については7月3日から9月18日まで、夏季限定で噴霧量を2倍に増やした「超雲海」を出現させる。さらに特定の時間には、噴霧量4倍の「超・大雲海」の演出も行われるという。ノズルの設置間隔を従来より狭くし、また段数を増やすなどして実現するとのことだ。

  • 庭園では現在、やさしい光が織りなす「竹あかり演出」も行われている。期間は9月18日まで、時間帯は日没後から23時まで

併せて、「超雲海」テーマにした新たな東京雲海スイーツ「東京雲海ズコット~レモンの香り~」がお目見え。同スイーツは、ホテル内ショップにて販売するほか、メインダイニング「イル・テアトロ」のディナーコースや宿泊プランでも堪能できる。多彩な楽しみ方ができる「超雲海」をあなたもぜひ堪能してみてはいかがだろうか。

  • 東京雲海ズコット ~レモンの香り~