キヤノンは5月24日、EOS Rシステム用の広角単焦点レンズ「RF28mm F2.8 STM」を発表した。フルサイズ対応ながら、薄型軽量のパンケーキレンズとして仕上げた。価格はオープンで、予想実売価格は48,000円前後。7月上旬より発売する。

  • フルサイズ対応ながら薄型軽量のパンケーキスタイルに仕上げた広角レンズ「RF28mm F2.8 STM」

RF28mm F2.8 STMは、RFレンズでは最小・最軽量のパンケーキレンズ。焦点距離は28mmで、広角レンズとしてスナップや風景写真に使える。APS-Cサイズカメラに装着した場合は標準レンズに近い45mm相当になるため、ポートレートや料理撮影などに使いやすい。

  • 全長は約25mmと、とても薄い

  • 側面にスライドスイッチを搭載する

  • レンズフードもコンパクトな設計だ

レンズ構成は6群8枚で、3枚のプラスチックモールド非球面レンズをCMOSセンサーの手前に配置。レンズ枚数を抑え小型化しながらも、中心から周辺まで優れた描写性能を発揮する。開放絞り値がF2.8と明るいので、背景を柔らかく大きくぼかした単焦点レンズならではの表現も楽しめる。絞り羽根枚数は7枚。

  • レンズ構成。センサーの近い側にある3枚のプラスチックモールド非球面レンズの形状が目を引く

最短撮影距離は0.23m、最大撮影倍率は0.17倍、フィルター径は55mm。本体サイズは最大径は約69.2mm、全長が約24.7mm(収納時)、重さは約120g。

  • EOS R8などコンパクトなフルサイズ機とのマッチングがよさそうだ