箕面市と北大阪急行電鉄は25日、北大阪急行電鉄南北線延伸線の2023年度末開業に向けて増備を予定していた9000形増備車3編成に関して、延伸線の開業に先立ち、8月1日から「箕面ラッピングトレイン」として順次運行開始すると発表した。

  • 「箕面ラッピングトレイン」(9000形増備車)正面デザイン

北大阪急行電鉄南北線延伸線は、千里中央駅から北へ約2.5km延伸し、箕面船場阪大前駅と箕面萱野駅の2駅を新設。2023年度末の開業に向け、箕面市と北大阪急行電鉄が整備を進めている。現在、北大阪急行電鉄は南北線延伸線の開業に向けて、9000形3編成の増備を進めている。

9000形増備車は、緊急事態発生時の非常用設備等の設置位置を把握しやすくするとともに、使用方法と機能を理解しやすく表示したほか、北大阪急行電鉄として初めて、車内の映像・音声の記録が可能な防犯カメラを設置するという。

  • 箕面大滝や紅葉を基調としたデザイン(「9006・9007×10両編成」の両先頭2車両)

  • 箕面市PRキャラクター「滝ノ道(たきのみち)ゆずる」のデザイン(「9005×10両編成」なかもず方面の先頭2車両)

  • 箕面市PRキャラクター「モミジーヌ」のデザイン(「9005×10両編成」千里中央方面の先頭2車両)

3編成の整備が順調に進捗していることを受け、延伸線の開業に先立ち、8月1日から「箕面ラッピングトレイン」として、千里中央～なかもず(御堂筋線)間で順次運行開始する。3編成のうち2編成は、箕面の美しい四季の移ろいを鮮やかなグラデーションで表現。残り1編成は、箕面市のPRキャラクター「滝ノ道(たきのみち)ゆずる」と「モミジーヌ」をダイナミックにあしらったデザインとする。

この「箕面ラッピングトレイン」が利用者や沿線の人々に愛される列車となるように、箕面市は6月1日から、市内在住・在職・在学している人を対象に愛称を募集する。詳細は箕面市のサイトまたは箕面市広報紙「もみじだより6月号」を参照とのこと。