NTTドコモ モバイル研究所は5月25日、2023年2月に実施したスマホ利用者の行動調査から、なにかに集中している際にスマホに邪魔された経験についての調査結果を発表した。
同調査において、スマホ利用者を対象に、「何かに集中しているときにスマホに邪魔されたことがあるか」を尋ねたところ、全体の4割以上が「邪魔された経験がある」という回答だったという。
男女別で経験の有無に大きな違いはないが、年代別に見ると低年齢であるほど「経験がある」と答えている割合が高く、70代では4人に1人強なのに対して、10代で3人に2人強となっている。
スマホによって集中を邪魔されるのを防ぐ手段として、プッシュ通知の設定をカスタマイズするという方法がある。このプッシュ通知の設定・解除を行っているという人は、全体の約3割にとどまった。
男女別・年代別に見ると、10代~50代では男性のほうが設定・解除を行っている割合が高く、60代~70代では女性のほうが割合が低い。総じて女性のほうが通知をしっかり管理しようという傾向が強いが、60~70代となると女性のほうが情報機器の扱いが不得手なのかもしれない。
調査概要
- 調査名:2023年 スマホ利用者行動調査
- 調査方法:Web
- 調査対象:全国・15~79歳男女
- 有効回答数:5,652件
- サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別/年齢(5歳刻み)/都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施している
- 調査時期:2023年2月