リクルートの「就職みらい研究所」は5月24日、「就職プロセス調査」の結果を発表した。調査期間は5月15日~18日、調査対象は2024年卒業予定の大学生・大学院生、有効回答は大学生1,107人・大学院生409人。
5月15日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は前年同時期比6.7ポイント増の72.1%と、高水準を維持。地域別にみると、「関東」「中部」「近畿」が7割を超えた一方、「その他地域」は61.7%と差がみられた。
就職活動実施率は同1.7ポイント減の58.0%。うち内定取得者の就職活動実施率は同0.6ポイント増の43.6%と、ほぼ前年と同水準だった。同調査では「就職内定率は前年より高い数値ですが、前年同程度の学生が就職活動を継続している様子がうかがえます」と分析している。
また、就職活動を継続している学生の就職活動の終了と継続の意向を調べると、「来月中に就職活動を終了しようと思う」が34.4%でトップ。次いで「来月以降も就職活動を継続しようと思う」が32.6%、「まだ決めていない/分からない」が18.5%、「今月中に就職活動を終了しようと思う」が14.4%と続いた。
内定取得者に限った場合、「来月中に就職活動を終了しようと思う」が45.5%、「今月中に就職活動を終了しようと思う」が23.4%、「来月以降も就職活動を継続しようと思う」が20.9%、「まだ決めていない/分からない」が10.2%と続き、7割近くが6月も就職活動を継続する予定であることが分かった。