モザイクのような図柄の「QRコード」。支払いのため決済アプリでかざすこともあれば、店頭に置かれたものをカメラで読み取ることもある、スマートフォンとはなにかと縁のある存在です。
読み取りに関していう場合、iPhoneでは標準装備のカメラアプリ、もしくはコントロールセンターからコードスキャナーを起動し、QRコードへレンズを向けるだけでOK。QRコードにどのような情報が含まれているか、読み取りに成功しないかぎりわかりませんが、処理自体は一瞬で完了します。
しかし、この2つの機能には若干の違いがあります。カメラアプリで読み取った場合、QRコードの周囲に黄色の枠線が現れ、その下にQRコードに含まれる情報が黄色で表示されます。仮にマイナビニュースのアドレス(https://news.mynavi.jp)が含まれている場合には、「news.mynavi.jp」と表示されるはずです。これをタップすれば、SafariでそのWEBサイトが表示されます。
一方、コードスキャナーでWEBサイトアドレスのQRコードを読み取った場合、サイトへの遷移は自動的に行われますが、Safariは起動されません。コードスキャナーという特殊なアプリに用意されたWEBページ表示機能(アプリ内ブラウザ)が使われるため、そのままではSafariのタブにならず、履歴も残りません。
つまり、カメラアプリとコードスキャナーはQRコードの内容を読み取るという機能に変わりはないものの、読み取ったデータの後処理に違いがあります。機能に優劣はありませんから、自分にあったほうを利用すればいいのではないでしょうか。