BIGLOBEは、主に若年層を対象とした「若年層の飲酒に関する意識調査」の結果を発表した。その結果によると、Z世代の4割は上司との飲み会に「できるだけ行きたい」と考えており、この割合は全年代で最多だったという。ネットでは「誘う側の上司が酒に綺麗な世代に置き換わったから?」「飲み会学べることが多すぎる」などと話題となっている。

  • 全世代で「Z世代」が最多、上司との飲み会「できるだけ行きたい」傾向 - BIGLOBE調べ

    BIGLOBEが「若年層の飲酒に関する意識調査」の結果を公開

本調査は、同社が運営するオウンドメディア「あしたメディア by BIGLOBE」にて実施されたもので、今年3月24日から28日にかけて全国の20歳から29歳までの若年層の男女500人と、その比較対象として全国の30歳から69歳の男女400人の合計900人に、飲酒に関して複数の質問をおこなった。

結果は、仕事関連の飲み会について「上司との飲み会はできるだけ行きたいか」を質問したところ、20から24歳のZ世代は11.6%が「あてはまる」、29.2%が「ややあてはまる」と、合計4割が「上司との飲み会はできるだけ行きたい」と回答したそうだ。この割合は、25から29歳では約3割、30から60代では約2割であり、Z世代が最も「上司との飲み会」を望んでいるという結果になった。

  • Z世代の4割が「上司との飲み会はできるだけ行きたい」と回答。(BIGLOBE調べ)

また、「同僚との飲み会はできるだけ行きたいか」を質問。こちらは、上司との飲み会よりも「行きたい」と回答した割合が多く、20代の若年層で5割近く、30から60代でも約3割という結果になった。

  • 全世代で、上司と比べて「同僚との飲み会はできるだけ行きたい」割合が増す傾向(BIGLOBE調べ)

同調査ではほかに、「飲酒に対する気持ち」と「飲酒へのイメージ」についても調査を行なっている。「飲酒に対する気持ち」については、Z世代の34.8%が「特別な時のみお酒を飲みたい」と回答。また「飲酒の頻度」については、Z世代の4%が「ほぼ毎日」、10%が「週2~3回程度」、16.4%が「週1回程度」となった。また、30から60代では25.8%が「ほぼ毎日」、11.5%が「週2~3回程度」、9.8%が「週1回程度」となった。あわせると、飲酒の頻度が「週1回以上」という人はZ世代では約3割だったのに対して、30から60代では約5割と高い割合だった。

  • 「日常的にお酒を飲みたい」割合は、年代が上がるごとに割合も上昇している。(BIGLOBE調べ)

  • Z世代の3割は、飲酒の頻度が「週1回程度」。(BIGLOBE調べ)

さらに「飲酒へのイメージ」については、Z世代では「盛り上がる」「特別感が出る」と回答した人が多く、一方で30から60代では「落ち着く」「日常感がある」と回答した人が多かったそうだ。

  • 年代によって飲み会のイメージは、異なるようだ。(BIGLOBE調べ)

ネット上では「若者側の気質の変化より、誘う側の上司が酒に綺麗な世代に置き換わったからだと思う」「結局は上司次第なんだよなぁ。アドバイスをしてくれる上司となら喜んで行くけど自分の自慢話と愚痴しか言わない上司は全力で拒否るわ」「嫌いな上司でも絶対行く。飲み会学べることが多すぎる」「上司によるけどめんどくさがりなのでなるべく行きたくない」などの声が寄せられた。