お笑いコンビ・ロザンの宇治原史規と菅広文が18日、YouTube公式チャンネル『ロザンの楽屋』に出演。映画館で席を譲るべきか否かという問題に対し、持論を展開した。

ロザン・菅広文

この日は、「【映画の座席】『席を譲ってほしい』という親子について」と題した動画内で、賛否両論を巻き起こしているツイートを紹介。話題のツイートは、『ドラえもん』の映画を観に行った6人家族が、並びで5席と間に3席挟んで1席取れたと言い、ダメ元で間の3席の人に「1席中央側にズレていただけませんか?」とお願いしたところ、シャ乱Qのつんく♂だったというもの。笑顔で快く席をズレてくれたというつんく♂に感謝する内容だったが、「断れない上でのお願いは強要に過ぎない」「非常識だ」という批判も上がり、「このことについてどう思うか?」という質問が寄せられた。

「僕の感覚だと映画による」と話した菅は、「『ドラえもん』の映画やった場合、家族で観られてる方がおって、僕の席があって、“ごめんなさい、ちょっと譲ってもらえないですか?”って言われたら、“全然! 全然!”っていう感覚は正直ある」「カップルが別々の席になってて、『美女と野獣』とかやったら、俺はオッケー。それは一緒に観たいよねって思うから」と回答。宇治原も、「僕は正直ありですね。言われてもいいし、自分も言うかもしれん」と同意しながら、話題のツイートについて、「“中央側にズレてくれませんか?”っていう話。僕の中の常識で言うと、これはありなんですよ。映画の内容に関わらず、言ってもいい。ただ、“外側に行ってください”は、正直言わないかもしれない。自分の常識でいいとは思うんですけど、席が悪くなるように譲ってくれは、僕は言わない。でも、席が悪くならない範囲で譲ってほしいっていうのは、僕は言ってもいいかなと思う」と語った。

すると菅は、「いいか悪いかって、他人から見て分からへんときもあるやん。“この席がいいんです”っていうのもあったりするやん。例えば、トイレが近いから端がいいとか。そういう場合、頼んでいいのかどうか」と逡巡しつつ、「僕の感覚で言うと、頼んでもいいし、断ってもいいというような世の中になってほしい」と本音を吐露。宇治原も、「まったく一緒です。“申し訳ないんですけど、この席で観たいんですよ”って言って、“そうなんですね、ごめんなさい。それは分からなかったです”でいい」「“離れ離れになるのは分かるんですけど、この席で観たいんです”って。“そうなんですね”って」と、断る側は罪悪感を抱く必要がないことを強調。菅が、「“そうなんですね”が欲しいよね。もうワンラリーされるとイラつく。“いや、でも……”とか言われて。これが多いんやと思うねん。世の中」と続けると、宇治原は、「“え? なんで代わってくれへんの?”とか」と苦笑いしていた。

また、「一回頼んできた方が引くっていう文化になってほしい」と訴えた菅は、「何か頼まれごとをしたときに、こっちも人間だし、それは嫌やって思うときもあるわけ。“嫌です”って言ったときに、“分かりました”で終わってほしい」という思いを吐露。「頼んでもいいし、断ってもいい」ということを強調した2人だったが、「断れない上でのお願いは強要だ」と批判を受けているツイートに対して、宇治原は、「断れない頼み事っていう発想がもうおかしい。断れんねん」とフォローし、菅も、「頼み事は全部断っていいと思うねん。頼み事なんやから」とキッパリ語っていた。