東海理化から発売されたゲーミングキーボード「ZENAIM KEYBOARD」について、スタビライザーの改良および販売延期が発表された。

「ZENAIM KEYBOARD」は、自動車部品メーカーの東海理化が新たに立ち上げたゲーミングデバイスブランド「ZENAIM」第1弾として発売されたゲーミングキーボード。クルマの部品にも使われている磁気センシング技術を応用し開発した、オリジナル磁気センサースイッチ『ZENAIM KEY SWITCH』を搭載しているほか、プロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」が開発に協力したことで話題になっていた。

販売延期の理由は製品の動作不良が判明したため。動作不良の内容は、スタビライザーが組付けられているキー(左shift、space、enter)について、連続かつ端を押すような動作を行った場合、spaceキーが外れてしまうというものだ。原因は、スタビライザー部品の作り込みおよび検証・評価が不十分であったことだと分析している。

同社は、「該当箇所が改善されたものが出来上がるまで、今後の製品の販売を延期する」ことを決定。改善期間としては、2023年8月中を目安にしている。

購入者へは、改めて案内するまで手元に保管してもらうよう呼び掛ける。スタビライザー部品およびキーキャップ(左shift、space、enter)が改善された際に、同社にて組み換え作業を実施。組み換え作業の流れについては、詳細が決まり次第別途案内するという。