HTCは5月18日、Androidスマートフォン「HTC U23 pro」「HTC U23」の2機種を台湾で発表した。現地では上位モデルのHTC U23 proのみ販売が始まっており、価格は16,990台湾ドル(約76,000円)から。現時点では日本での販売予定はアナウンスされていない。
Uシリーズといえば、かつて日本国内でも展開された「HTC U11」や「HTC U12」などフラッグシップモデルで知られるブランドだが、今回の2機種は「HTC U20 5G」(日本未発売)などと同様に、少なくとも性能面ではハイエンドではない内容となっている。
U23 pro/U23の両機種に共通する仕様としては、6.7インチフルHD+(120Hz対応)の有機ELディスプレイを備え、表面にはコーニング社の強化ガラス「Gorilla Glass Victus」を採用。SoCはクアルコムのミドルハイ向け「Snapdragon 7 Gen 1」を搭載し、バッテリーは4,600mAh。最大30Wの急速充電、最大15Wのワイヤレス充電、IP67準拠の防塵・防水に対応する。
標準モデルのU23はメモリ8GB/ストレージ128GBだが、上位モデルのU23 proではメモリが8GBまたは12GB、ストレージは256GBに強化される。カメラ性能にも違いがあり、U23 proは広角1億800万画素+超広角800万画素+マクロ500万画素+深度200万画素のクアッドカメラ、U23は広角6,400万画素+超広角800万画素+深度200万画素のトリプルカメラとなる。インカメラは共通で3,200万画素。