TBS系日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(毎週日曜21:00~)に相武紗季、要潤、奥野瑛太、柊木陽太が出演することが21日、明らかになった。
本作は、全盲の人たらしFBI(アメリカ連邦捜査局)捜査官と犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事が凸凹バディを組んで難事件に挑んでいくバディドラマ。アメリカから期間限定で交換留学生として来日したFBI特別捜査官・皆実広見を福山雅治、皆実のアテンドを命じられた警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗を大泉洋が演じている。
21日に放送された第5話では福山演じる皆実広見の両親が41年前に起きた事件の被害者であり、皆実はその真実を知るために日本へ来たことが明らかとなった。物語の中で重要な意味を成す過去編に相武紗季、要潤、奥野瑛太、柊木陽太が出演する。
相武はこれまで数々のドラマや映画に出演。TBSドラマへも多数出演しているが、日曜劇場の出演は2019年1月期放送の『グッドワイフ』以来約4年ぶりとなる。本作では皆実広見の母・勢津子を演じる。41年前の事件で父とともに亡くなった母。皆実自身もこの事件が原因で視力を失っている。二児の母である相武が本作でどのような母親の表情を見せるのか。
要も相武と同じく数々のドラマや映画に出演。俳優業のほかにもラジオのパーソナリティを務めるなど幅広い活動を行っている。日曜劇場は2021年7月期放送の『TOKYO MER~走る緊急救命室~』以来約2年ぶり。本作では皆実広見の父・誠を演じる。41年前、皆実の両親はなぜ事件の被害者となってしまったのか。それは最終章で明らかになる。
今春11年ぶりに主演した映画が公開され話題になった奥野。日曜劇場の出演は要と同じく『TOKYO MER~走る緊急救命室~』以来となる。本作で演じるのは、41年前の事件当時、警視庁捜査一課理事官だった若き護道清二。警察庁長官を退任後、別荘で人生を謳歌しながらも日本に来た皆実の動向を気にかけている清二が、過去にどう関係しているのか。
柊木は2021年に俳優デビューし、2021年10月期放送の金曜ドラマ『最愛』、2021年後期放送NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』、2022年『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ)でメインキャストの幼少期を好演し注目を集めた。また、是枝裕和監督の最新作である映画『怪物』のメインキャストに抜擢された。柊木が本作で演じるのは、41年前の10歳の皆実広見。俳優歴わずか2年にして様々な作品で重要な役を演じる柊木が、初出演となる日曜劇場で作品のカギとなる幼少期の皆実広見をどのように演じるのか。
全盲の捜査官“皆実広見”を通じて現代の社会問題や多様性と寛容さを丁寧に描く日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』。41年前に何が起きたのか、今後の展開に注目だ。
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