プラネックスコミュニケーションズは5月19日、人の動きを検出して自動追跡する「スマカメ パン・チルト(CS-QS10PT)」を発表した。底面に装着する三脚穴付きのブラケットが付属し、市販の三脚やカメラブラケットなどに取り付けられる。価格はオープンで、予想実売価格は7,000円前後。5月下旬より発売する。

  • 市販の三脚やカメラブラケットなどに取り付けられるネットワークカメラ「スマカメ パン・チルト(CS-QS10PT)」

左右360度、上下約116度の範囲を撮影できるスマートカメラ。人物を検出し、動きにあわせて自動追跡撮影を行うので、被写体が撮影エリアから外れにくい。検知機能は、音と映像内の変化に反応。検知感度は4段階で設定でき、撮影エリアを16分割して検知エリアにできる。使い方としては、窓越しに自宅周辺の不審者の動きをとらえたり、室内で子どもの様子を見守るのに便利だ。巡回機能も搭載しており、確認したい任意の場所を4カ所まで登録しておける。

  • 上部が電動でパン&チルトして被写体を追いかける

撮像素子に200万画素の1/2.9インチCMOSセンサーを内蔵。昼間は赤外線をカットするフィルターがかかり自然な色で撮影する。周囲が暗くなると赤外線暗視機能による暗視撮影が可能。赤外線照明は自動/オン/オフを選択可能だ。

本体固定用のブラケットは、一般的な木ネジで固定するものと、壁にネジ穴を開けたくない人用に三脚ネジ付きブラケットが付属する。これを市販の三脚やカメラホルダーと組み合わせれば設置の自由度が向上し、設置時の死角も減らせる。オプションで、磁力でくっつく「スマカメ パン・チルト専用マグネット付ブラケット CAM-ST05」(実売価格は1,900円前後)も用意する。

  • 付属の三脚穴付きブラケット

  • カメラの底面に装着すれば、三脚穴が増設できる

  • 三脚ネジを備える三脚や各種ブラケットなどに固定できる

専用アプリ「スマカメV(ファイブ)」では、複数台の「スマカメ」シリーズを使ってのマルチ画面表示に対応。マルチ画面を使えるのはAndroidのみで、iOSは2023年9月ごろに対応予定。

  • 複数台の「スマカメ」シリーズを使ってのマルチ画面表示に対応する専用アプリ「スマカメV(ファイブ)」

通信帯域は2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nを使用し、記録メディアにはmicroSDメモリーカード(最大128GB)を利用。マイクとスピーカーも内蔵する。本体サイズは約W112×D70×H70mm、重さは約215g(ACアダプタ含まず)。対応OSはAndroid 4.4以降、iOS 11以降。