4月16日に開始された、日本の元競走馬・ナイスネイチャの名前を冠した、引退馬支援の寄付金を募るイベント「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」が、5月16日に終了した。最終的な支援金が、昨年を大きく上回る約7,400万円に到達し、過去最高額を記録した。ネットで「失速どころか、加速してんのやべぇ」「物凄い人気っぷり」などと話題となっている。
「ナイスネイチャ・バースデードネーション」は、NPOへの寄付が簡単にできるプラットフォーム・Syncableにて、認定NPO法人「引退馬協会」が、2017年から毎年開催しているイベント。誕生日の4月16日から5月15日の間寄付を募っている。今年のイベントは、驚異的なペースで寄付金が集まり、2日で支援総額が4,000万円を突破し、話題となっていた。
「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」は、最終的に、昨年より4,467人多い21,622人から、なんと74,022,066円もの寄付金が集まったそうだ。この寄付金は「地方競馬の重賞勝ち馬もフォスターホース(引退馬協会が所有する馬の呼称)に」テーマに、引退馬の受け入れ費用や、長期的な生活費用に備えるための費用などに使われる予定としている。
同協会は、「正直なところ、昨年の実績があまりに大きかったため、今年はそれを超えることはないだろうという気持ちでおりました。ところが、あっという間に目標金額、更にネクストゴールをクリアするという驚くべき結果を残していただきました。心より御礼申し上げます」とコメントしている。
ネット上では「物凄い人気っぷり」「G2の賞金を余裕で越えとる…」「去年の総額は超えるだろうとは思ってたけど、チア衣装の追加とか特になかったのに2000万円上積みするとは想定外」「お爺さんや、いっぱい食べて大きくなるんじゃぞ」「動機や切っ掛けが何でも引退馬の為になってるのが喜ばしい」「失速どころか、加速してんのやべぇ」などの声が寄せられた。