CCCマーケティング総合研究所は、「生活に関する調査」の結果を5月15日に発表した。調査は、3月3日~8日の期間、16歳から79歳の男女2,582名を対象にインターネットで行われた。

  • この3年の生活での変化

新型コロナが流行してからこの3年で、「時間」「労働環境」「お金」「場所」「遊び」「人付き合い」「食事」の生活に関する7つの項目について、変化があったかどうかを調査。いずれの項目も半数近く、あるいはそれ以上が「変わった」という結果に。特に「場所」(出かける場所)は「大きく変わった」が3割を超え、生活者が最も変化を感じた項目となった。

  • この1年の実施率とこの先1年の実施意向

この1年の実施率とこの先1年の実施意向を質問すると、この1年の実施行動で最も多かったのは「食品・日用品の買い物」(95.9%)。次いで「衣服や家電など専門店での買い物」(85.3%)、「外食」(82.1%)と続いた。この先1年の実施意向を見るとほとんどの行動でこの1年よりも高くなっていることが明らかに。特に「旅行・レジャー」「温浴(銭湯や温泉等)・サウナ」「ライブ・コンサート・フェス」はこの先1年で大きく増加。「有料のセミナーや習い事」はこの1年の倍以上となった。

  • 行動別 この1年で実施した場所とこの先1年で実施したい場所

次にこの1年とこの先1年の行動場所を見ていくと、「旅行・レジャー」の場所は、この先1年で「その他の国内(近隣の都道府県以外)」「近隣の都道府県」がこの1年よりも高くなる結果に。また、「海外」も15%(この1年は3.2%)となった。

「ライブ・コンサート・フェス」の場所はこの1年では「家の中(オンライン・インターネット含む)」が39.1%と最も高い結果に。この先1年では「近隣の都道府県」が31.9%と増加したが、「家の中」も23.9%見られ、オンラインでの鑑賞も引き続き利用されていく可能性がみある結果となった。そのほか、「有料のセミナーや習い事」の「家の中」での実施は、この1年で46.3%・この先1年で40.6%となっている。