お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が14日、公式YouTubeチャンネル「ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル」に出演。小学生のころ、『聖闘士星矢』をきっかけに、“弾圧”の概念を知ったことを打ち明けた。
この日、動画「【百の三 言えなかったありがとう3】演劇発表会『赤ずきん』で小学生の又吉が物申した結果…後の作家人生に繋がる秘話! あなたの子供も作家になるタイプかも!?」を公開した又吉。小学生時代の学童について、「絵を描いてても、先輩から言われるんですよ。上級生から『お前の絵は違う』とか」と述懐。『聖闘士星矢』が流行っていた当時、「僕はふたご座やったんで、ヒーローみたいな風に自分のイメージで描いてた」「『聖闘士星矢』とはあんまり関係なく、オリジナルで描いてた」ところ、上級生たちに「ふたご座はこんなんちゃうぞ!」と言われてしまったことを明かした。
当時、1年生だったという又吉は、「めっちゃ3人ぐらいに囲まれて怖くて……」と振り返りつつ、「怖いっていうのは、暴力が怖いんじゃなくて、“この人たちのテンションって何なんやろ?”って。“僕がふたご座をイメージして描いたものを、何でこの人たちはやめさせたいんやろ?”っていう。マジで理解できんくて怖くて」と吐露。自分で考えた独自のルールで将棋をしていた際も、上級生がちょっかいを出してきたそうで、「僕が何してても邪魔してくるんですね」「小学校のときは、その人が怖くてしょうがなかったんですよ」と苦笑しながら語っていた。
一方、「今はちょっとルールが分かってきた」という又吉。上級生たちの言動について、「自分たちが信じてるものが脅かされることが多分嫌なんですよ。自分たちが信じてるものが揺らぐのが怖いし。だから、自分たちが知ってることと違うことをやってる人を、“違うぞ!”って弾圧したくなるんですよね」と冷静に分析。「それは生存本能として、ある意味正しい」と受け入れながら、「今となってはありがたいですね。みんなが、“いいぞ! それで行け!”って言ってたら、大人になってもっと苦労したような気はします」としみじみつぶやいていた。