アサヒグループ食品は5月16日、「睡眠に関する意識と実態調査」の結果を発表した。調査期間は2023年3月、調査対象は20代~60代の有職者、有効回答は800人。

  • 睡眠実態の変化

まず、自身の睡眠に満足しているか質問すると、35.4%が「満足している」と回答し、5年前の2018年調査(16.3%)と比べ19.1ポイント増加した。

次に「平日の就寝時刻と起床時刻」と「平日の理想の就寝時刻と起床時刻」を尋ねると、実態の平均値は「就寝時刻23:26、起床時刻6:27、睡眠時間7時間1分」。一方、理想の平均値は「就寝時刻22:52、起床時刻6:47、睡眠時間7時間55分」と、理想の睡眠時間まで「54分不足」していることが判明した。そのギャップはZ世代が最も大きく、理想と現実の睡眠時間差は1時間8分におよんだ。

  • 平日の睡眠時間に関する理想と現実

働き方の違いによる睡眠満足度を調べると、週5日リモートワーク(在宅勤務)をする人の睡眠満足度は48.3%で、全くしない人の32.6%と比べ15.7ポイント高いことが明らかになった。

  • 働き方の違いによる睡眠満足度

起床時の使用する目覚まし機能を聞くと、「スマホの目覚まし機能」が61.3%、「目覚まし時計」が13.9%、「目覚まし時計と目覚まし機能の両方」が5.8%などとなった。さらに、目覚ましアイテムを使用している人のうち、83.6%がアラームを複数回設定していることがわかった。

  • 起床スタイルの実態