日本トレンドリサーチは、ロゴスホームと共同で実施した「注文住宅の失敗経験」に関するアンケート結果を5月15日に発表した。調査は4月30日〜5月10日の期間、「注文住宅」を建てて住んだことがある全国の男女727名を対象にインターネットで行われた。

  • 注文住宅が完成した際に想像と違ったことや依頼通りに出来ていなかったことがあるか

注文住宅が完成した際に、想像と違ったことや依頼通りに出来ていなかったことはあるかを聞いてみると、約4割が「ある」と答えた。

想像と違ったことや依頼通りではなかった点について具体的に尋ねると、「キッチンの設備が思ったより貧弱だった」「物置のスペースが思ったより狭くあまり収納できなかった」「完成予想日が急に遅れることになり、引っ越し業者の手配や年休取得を全てやり直すことになった」といった声が寄せられた。

  • 完成した注文住宅に住んでみてから「想像と違う」と気付いたことはあるか

続いて、「想像と違ったこと」や「依頼通りに出来ていなかったこと」に住んでみてから気付いたことがあるか尋ねると、 36.3%が「ある」と回答。具体的には、「テレビのアンテナ工事が含まれていなかった」「日当たりが想像以上に悪かった」「水回りの動線が良くなかった」といった声が寄せられた。

また、「想像と違う」といった失敗が起きた原因として、「メーカーとの認識の違い」「話し合いが長引いたため、最終的に向こうに任せてしまった」といった回答が挙げられた。

今後、もし注文住宅を建てることがあるとしたら、どのようなことに気を付けようと思うかを聞くと、「時間をかけて思ったことや感じたことは事前に調べて勉強する」「作業状況をこまめにチェックする」といった声のほかに、「必ずボイスレコーダーで録音しておく」などの回答が集まった。