ライボの調査機関「Job総研」は、「2023年 ワークライフ実態調査」の結果を5月15日に発表した。調査は4月14日~17日の期間、20人~1000人以上規模の会社に所属し、1年~10年以上勤務している男女796人を対象にインターネットにて実施したもの。
「ワークライフバランスの理想」の質問に対し、理想は72.2%が「プライベートを重視」すると回答。一方、実際は「どちらかといえば仕事を重視」(39.7%)と「仕事を重視」(17.8%)を合わせて57.5%が仕事を重視しており、「プライベートを重視」(42.5%)を上回る結果に。
年代別に見ていくと、プライベート重視を最も理想とするのは「30代」(74.4%)で、次いで「20代」(74.0%)、「40代」(70.2%)と続いた。一方、実際にはどの年代も「仕事を重視」が過半数を上回り、最多の50代では7割を超えた。
「ワークライフバランスで影響があること」を尋ねたところ、1位「仕事のモチベーション 」(73.0%)、2位「メンタル面」(68.0%)、3位「体力面」(48.9%)と続いた。また、転職時の仕事選びにおける「プライベート時間の確保」の重視度を調査すると、「重視する」人は95%という結果に。
「毎月の残業時間」の項目では、「1~10時間未満」(26.8%) が最も多く、次いで「10~20時間未満」(19.6%)、「0時間」(16.1%)との結果に。働き方別でみると、残業時間が「30時間未満」の回答は「フル出社」(82.2%)がトップで、「30時間以上」の回答は「フルリモート」(31.3%)が最多だった。
「プライベート時間における仕事上の連絡の有無」を尋ねたところ、40.8%が「連絡がある」と回答。「その連絡に対応するか」との質問に対し、「電話もメール(SNS)も両方対応する」(42.5%) が最多で、次いで「メールやSNSのみ対応する」(29.2%)、「基本的に対応しない」(15.1%)との結果に。
「プライベートの時間に重視するのはメンタル面か体力面のケアか」を尋ねたところ、「メンタル面のケア」(29.1%)と「どちらかといえばメンタル面のケア」(36.7%) を合わせて65.8%がメンタル面のケアを重視すると答えた。また、プライベート時間を主にどう使っているか聞くと、トップが「1人の時間」(72.9%)で、次いで「家族との時間」(42.3%)、「友人との時間」(27.9%)と続いた。