清流出版は5月16日、書籍『「気にしすぎて疲れる」がなくなる本』を発売した。著者は心理カウンセラーで元陸上自衛隊初の心理幹部・下園壮太氏。価格は1,650円。
本書の筆者は、陸上自衛隊初の心理幹部として多数のカウンセリングを経験。退官後は講演や研修を通して疲れやすい現代人の心に密着し、さまざまな悩みに応えている。本書では、長年のカウンセラー経験を活かし、人が気にしてしまう、不安になってしまう心のメカニズムを丁寧に解説。「気にしすぎる」ことで苦しみの悪循環に陥っている人に、やさしく寄り添う内容になっているという。
人間の感情としての「不安」の状態と「疲労」の関係を理解し、感情へのアプローチを学ぶことで、「気にしすぎ」に対する的確な具体的対処法をわかりやすく説明。さらに、身近な人が気にしすぎで困っているという人へのヒントも紹介する。
内容は次の通り。
第1章 「気にしすぎ」はどういう状態か
第2章 疲労は理性と感情に影響する
第3章 「気にしすぎ」な自分をケアする(感ケア5)
第4章 「気にしすぎ」段階別対処法
第5章 「気にしすぎ」な人への対処法
著者の下園壮太氏は1959年、鹿児島県生まれ。NPO法人メンタルレスキュー協会理事長。元・陸上自衛隊衛生学校心理教官。著書に『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』(朝日新書)などがある。