2023年5月13日、14日の2日間、スウェーデン発のゲーミングフェス「DreamHack Japan 2023 Supponrted by GALLERIA」が開催されました。名前が示すように冠スポンサーとして、サードウェーブのゲーミングPCブランド「GALLERIA」が協賛し、インテルとMonster Energy(モンスターエナジー)、TOYOTA、DHLがオフィシャルパートナー、ソニーのゲーミングブランド「INZONE」がオフィシャルサプライヤーに就任しています。会場ではそれらをはじめとする企業ブースも出展されていたので、どのような展示があったのかを中心に紹介します。
「GALLERIA BASE」ではゲームの試遊とステージイベントを開催
ゲスト入場口に近い場所を使って展示していたのが、今回の冠スポンサーである「GALLERIA」。「GALLERIA BASE」の名称でブースを展開しており、さまざまなゲーミングPCを展示しています。「DreamHack Japan」ではゲームの試遊台を多く用意していたほか、日替わりでステージイベントを開催していました。
イベント初日の13日は「ストリーマートークショー」と題し、キャスターのJaeger氏、ストリーマーのしゃるる氏、たぬき忍者氏、MOTHER3氏、らいじん氏に加え、現在LECのTeam Hereticsに所属しているEvi氏を含めたトークショーを実施。1回目の整理券は超行列ができていたのに対し、2回目はイマイチの様子でした。実は、このメンバーは、やや離れた場所にある「Live Area」で開催された『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)のイベント「LoL The k4sen x DreamHack Japan」にも出演。ファンはそのイベントを見ていたため、整理券配布時間に来られなかったというオチでした(イベント終了後に殺到したそうです)。
なお、「トークショーは2回とも同じです」と案内に書かれていましたが、「The k4sen」イベントが終わってからの2回目は、内容が変わっていたそうです。
14日はストリーマーのSHAKA 氏が出演する「SHAKA Meet&Greet」を開催。40名に整理券を配布し、1人約1分の「ふれあいタイム」を実施しました。持参したアイテムにサインをしてもらったり、差し入れを渡したり、トークを楽しんだり、ツーショット写真を撮影したりとファンにはたまらない内容です。
ゲーム体験コーナーでは、「GALLERIA」のパソコンでさまざまなゲームタイトルを遊べます。かなりグレードの高いパソコンが贅沢に使用されていました。
また、冠スポンサーということもあり、あちこちにある会場内のパソコンは当然「GALLERIA」。隣のインテルブースだけでなく、ストリーマー用ブース、パソコンアリのBYOCスペース、FREEPLAYの試遊台、ステージのパソコン、バックヤードのパソコンに至るまで、「GALLERIA」が使用されていました。詳しい数はわかりませんでしたが、100台は超えていたでしょう。
多くは、RTX 3000シリーズの製品で、インテルブースやGALLERIA BASEではRTX 4080を使用したハイエンド製品も見かけました。気づいた来場者からは「スゲー」という声も漏れていました。
インテルは「ARC」搭載モデルの展示と試遊台を用意
「DreamHack」のグローバルパートナーでもあるインテルは、入場口から一番近い展示スペースを確保。入ってすぐそばには「7ORDER project」のメンバー4名(阿部顕嵐氏、長妻怜央氏、萩谷慧悟氏、真田佑馬氏)が組んだカスタムPCを展示していました。
裏にASUS、MSI、ASrock、GigaByteのスタッフがカスタムPC体験と相談を行う展示を行っていたほか、パソコンによるゲーム試遊台を用意していました。
特徴的だったのはIntel製のGPU「ARC」を前面に押し出した展示があったこと。デスクトップPCはGALLERIAのARC使用モデルを展示していました。
また、昨年発売された3スロットのグラボを搭載できる「NUC 13 Extreme Kit」も展示。NUCはintelが提唱している超小型パソコンですが、NUC 13 Extreme Kitは第13世代 Intel Coreプロセッサを搭載しており、Core i9-13900K/Core i7-13700K/Core i5-13600Kと相当パワフルなうえ、最大450W/3スロット専有のグラフィックスカードにも対応する14L筐体を採用しており、今までのNUCとはふた味ほど違う製品です。会場ではCore i7-13700KモデルにArc A770 Limited Editionを搭載した製品が展示されていました。
モンスターエナジーはサンプリングではなく1本200円で販売
ゲームイベントでなじみのある「モンスターエナジー」ですが、今回はサンプリングではなく1本200円での販売でした。オリジナルフレーバーに加えてトロピカルドリンク的な「PIPELINE PUNCH」も販売。「果汁も入ってます」と言われて購入してみましたが、なかなかいい感じの味付けでした。 バックパックなどが当たるガラポンくじも行われており、期待して回しましたが、残念! ステッカーでした。
DreamHack Japan 2023のオフィシャルパートナー「DHL」は、オリジナルゲーム『EffiBOT Dash』を体験できるブースを出展。第2回の世界選手権が開催されるそうで、優勝者には5,000ユーロがもらえることをアピールしていました。
タブレットの試遊台でちょっと遊んでみましたが結構ハード。Android/iOS版が用意されています。
「ZETA DIVISION」の物販は開場直後に大行列
『VALORANT』の世界大会「2022 VALORANT Champions Tour Stage 1」で3位という結果を残したプロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」。DreamHack Japanでは、物販ブースを展開していました。
アパレルの販売とグッズガチャを行っていましたが、初日は朝から大行列。物販列は昼に解消し、ガチャは完売していました。
人気の秘訣をスタッフに伺ったところ「ZETA DIVISIONは単にゲームが強いだけではなくデザイナー出身の社長で、こだわりのデザインが受け入れられているのでしょう」とのことでした。今後のイベント出展でも注目されそうです。
タクティカルシューター『レインボーシックス シージ(R6S)』を手がけるUBISOFTは、複数のブースを展開。「DreamHack Japan 2023」ではプロチームのオフライン大会「R6S Dream Showdown 2023」が開催されたこともあり、選手のサイン会が行われていました。
さらに、公式グッズに加えて、グッズパートナーであるFutarokuとのオリジナルコラボ商品が並び、「R6S Dream Showdown 2023」公式チェアパートナーのSteelcaseの体験コーナーも設置していました。
Steelcaseは元々アメリカのオフィス家具の企業で、一部の製品をゲーミング用として販売。ゲーマーにはヘッドレストがついているのが望まれていることから、会場にはフラッグシップモデルのGestureをメインに展示していたほか、通常ではヘッドレストのつかないSteelcase Series 2にヘッドレストオプションをつけて展示していました。
また、「TOYOTA」も出展。「ゲームとは無関係な車の会社が?」と思いましたが、若者にもっと車の楽しさを知ってほしいという目的で、『ストリートファイター6』とコラボしたキャンペーンカーを展示していました。
車内後部座席を最後部に移動し、モニターを設置することでどこでも『ストリートファイター6』を遊べる環境をデモ(2分程度の体験プレイ)。通常中央にあるハズのエンブレムが左に移動するなど、なかなかオシャレで秘密基地感もあり、楽しい車に仕上がっていました。今後も若者向けのイベントに登場するかもしれません。