“東北最大級”の家電量販店「ヨドバシマルチメディア仙台」6月2日開店

ヨドバシホールディングスは、JR仙台駅東口に「ヨドバシカメラマルチメディア仙台」を6月2日オープンする。既存店舗から1.5倍に増床して移転し、“東北最大級”の家電量販店になるという。

ヨドバシカメラマルチメディア仙台

同社は新しい商業施設を建設する「ヨドバシ仙台第1ビル開発計画」を2021年に発表しており、2023年春の竣工を目指すとしていた。今回、ヨドバシ仙台第1ビルの開業日が6月2日に決定し、ヨドバシ仙台店のフロア構成など詳細が明らかになったかたちだ。

ヨドバシ仙台店の外観

所在地は、宮城県仙台市宮城野区榴岡1丁目3番1。営業時間は午前9時30分～午後10時で、年中無休。ヨドバシ仙台店は2～4階に入居し、売場面積は22,000平方メートル(約6,654坪)。

店舗とヨドバシ・ドット・コムが連携し、800万品目以上の豊富な品ぞろえで展開。当日配送を含む迅速な配送体制を整える。店頭では話題の商品や最新家電を体感・体験できるさまざまなイベントを随時開催するほか、カメラ売場ではVlog(Video blog)カメラやシネマカメラなど、目的や用途にあわせた展示を実施。スマホ売場は最新機種のカメラ機能を試せる撮影スポットを用意。テレビ売場では最新テレビやオーディオ機器を試せるようにする。

他にも、ゲーミングや玩具・ホビー、オーディオ、時計、理美容、パソコン・周辺機器など、各売場で「これまでの店舗にはなかった体感・体験コーナー」を用意。仙台店ならではの売場を提供していく。

店内のイメージ

駅前ながら“エリア最大規模”の車両1,600台を停められる駐車場を併設し、館内デジタルサイネージとWebサイトで混雑状況を配信。EV充電サービスやレンタサイクル、カーシェアの配備、駐車位置を簡単記録する「イチメモ」(ユーザーがQRコードを読み取るだけで、自分の駐車した位置を簡単に記録できルサービス)も順次展開していく。ヨドバシのクレジットカード「ゴールドポイントカード・プラス」ユーザーであれば、1時間まで無料で駐車場を利用できる。このほか、1階にはオートバイ58台、自転車約300台の駐輪場も設ける。

歩行者道路から見たところ

ヨドバシ仙台第1ビルにはヨドバシカメラのほかに、ユニクロやGU、ABC-MART、モーリーファンタジーといったテナント11店舗が5階にオープンする。また、1階と6階の一部には新しいコンセプトで評判の飲食店を集積し、幅広いシーンで利用できる飲食店街の設置を計画。一部の飲食店は7月末に開業予定だ。1階には高速バスターミナルも設ける。7～8階は自走式駐車場、9～12階はオフィスフロア。

店頭イメージ

グループ傘下の「石井スポーツヨドバシ仙台店」については、近接するヨドバシ仙台第2ビル(移転前のヨドバシ仙台店が入っているビル)の4階で引き続き営業するが、近日第1ビルの1階でリニューアルオープンする予定。ランニング・トレイルランニング・テニス専門店の「アートスポーツ」を併設し、登山、キャンプ、スキー、スノーボード、各種スポーツ用品等を取りそろえる。なお、第1ビルと第2ビルは3階の歩行者用デッキでつながっており、スムーズな行き来が可能とのこと。