ソニー生命保険は4月20日、「社会人1年目と2年目の意識調査」の結果を発表した。調査は2月21日~24日、2023年春に就職した社会人1年生500名、および社会人2年生500名を対象にインターネットで行われた。

  • 最初に就職する会社での勤続希望年数

    最初に就職する会社での勤続希望年数

社会人1年生に、最初に就職する会社で、どのくらいの間“働いていたい”と思うかを聞いたところ、「定年まで働きたい」(22.0%)が最も高く、次いで「4~5年くらい」(19.8%)、「2~3年くらい」(16.2%)という結果に。また、「すでに辞めたい」(11.2%)と回答した人の割合は前年(8.2%)から3.0ポイント上昇し、逆に「定年まで働きたい」の割合は3.0ポイント下降した。

一方、社会人2年生に同様の質問をしたところ、「すでに辞めたい」(18.0%)が最多だったものの、その割合は前年(21.4%)から下降。次いで「2~3年くらい」(17.6%)、「4~5年くらい」(15.2%)と続いた。

  • 入社後、“がっかり”したこと

    入社後、“がっかり”したこと

次に、社会人2年生に、入社後“がっかり”したことを聞いたところ、「給料が少なかった」(32.2%)と「ボーナスが少なかった」(27.0%)が特に高く、収入面での不満が入社後の失望につながっているケースが多いよう。次いで「残業が多かった」(19.2%)、「仕事内容が思っていたものと違った」(18.8%)、「同期で集まる機会が少なかった」(16.8%)が上位に。

勤続意識別にみると、「仕事内容が思っていたものと違った」は、最初に就職した会社をすでに辞めたいと考えている人では45.6%と、勤続意向がある人(12.9%)と比べて32.7ポイント高かった。

  • 社会人としての行動について

    社会人としての行動について

次に、全回答者に、職場での行動について、それぞれ社会人として「アリ」か「ナシ」かを聞いたところ、「メモをスマホやタブレットでとる」という行動について、76.3%が「アリ」と回答。「遅刻・欠勤連絡をメールやLINEでする」では「アリ」が71.0%となり、いずれも昨年(71.7%)から4.6ポイント上昇した。

一方、「必要もないのに残業をしている」では「ナシ」が76.0%と多数派。「有給休暇を付与年度内に(ほぼ)全て消化する」では79.3%が「アリ」と回答し、与えられた有給休暇は積極的に消化してよいと考える人が多いよう。

また、テレワーク時の行動については、「テレワーク開始直前まで熟睡する」では「アリ」(67.4%)が、「下半身だけパジャマ姿でオンライン会議に出席する」でも「アリ」(65.6%)が多数派となった。