名古屋鉄道は、名古屋本線東岡崎駅周辺の再開発計画のうち、南口で計画を進めている商業施設の工事に5月17日から着手すると発表した。
東岡崎駅南口直結商業施設は地上3階建て、延床面積約3,000平方メートル。食物販、物販、飲食、サービスなど約15テナントが入居する予定。南口エリアは閑静な街並みが広がる居住エリアであることから、「毎日の生活の豊かさを増幅させる施設」をめざす。
外観は複数色のデザインパネルを組み合わせ、リズム感を演出。デザインパネルは周辺環境になじむ落ち着いた色合いとする。内装はフロアごとに天井の木質ルーバーの設置方向などを変え、律動的な空間をつくる。
施設中央部にエスカレーターを設置し、各フロアに降り立つと全店舗の「顔」が見えるような動線を計画している。店舗の顔となるファサードは個性の際立つデザインを取り入れ、各フロアを歩いて巡る楽しさを感じられる設計とする。
徳川家康の産土神として有名な六所神社の参道につながる動線も考慮し、駅から南口商業施設を経由して同神社参道に至る動線を岡崎市と連携しながら整備し、歩いて楽しめる空間を創出する。開業時期は2024年春の予定。施設の正式名称は検討中としている。