日本能率協会総合研究所は5月11日、「JMAR生活者調査レポートシリーズ 家庭の食卓トレンド調査2022」の結果を発表した。調査は2022年11月14日〜25日、一都三県(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)に居住する20歳〜79歳の既婚女性(主婦)および20歳〜39歳のシングル女性1,500人を対象に行われたもの。
まず、世界各国料理の喫食経験についての調査では、12カ国の料理が前回調査(2019年)と比べて5%以上増加している事が分かった。特に韓国料理は喫食率7割超となり、定番の海外料理となっている様子が伺える。
また、スペイン料理も前回調査から10%程度の増加が見られ、2022年調査で初の5割超となった。そのほか、ハワイ料理やトルコ料理など幅広い国の料理が増加傾向となっている。
次に、家庭での喫食経験が増加傾向にある世界各国のメニューを見てみると、「スパゲティボロネーゼ」「アヒージョ」「汁なし担担麺」「キムパブ」「チョレギサラダ」「チヂミ」「ナムル」「プルコギ」などの喫食率の上昇が目立った。
「スパゲティボロネーゼ」に関しては、2016年以降より大きな増加となっており、2022年調査で6割超となっている。
「アヒージョ」は外食メニューとして定番化しつつあるものの、家庭内のメニューとしても前回調査と比べて大きく伸長。「チョレギサラダ」や「キムパブ(韓国風のり巻き)」など、韓国系メニューの浸透も目立つ結果となった。