CoeFontは5月15日、医療分野への無償サービスの提供範囲を同日より拡大することを発表した。
AI音声プラットフォーム「CoeFont」は、AI技術を活用して「声」を表現力豊かな「フォント」に変換し、手軽かつ安価に利用できる音声サービス。
同社は2021年より、病気で声を失う可能性のある人を対象にサービスを無償提供する「Life Supportプラン」を提供中。2023年5月現在で、この支援による利用者は累計400名を超えているという。
今回、 無償プランの利用者から「吃音症や場面緘黙(かんもく)症など、人前で声を発することへの悩みがある方々へも適用範囲を広げられないか」という申し出があり、声を失う人を対象としていた適用範囲を「発声」で悩んでいる人へと拡大したという。
同社では、発声に悩みを持つ人に適したサービスを提供するため、慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室の富里周太氏の協力・監修によりサービスの提供を行う。
適用範囲となる症例は、喉頭癌等による喉頭摘出手術で声をなくされる可能性のある人、ALSで発声が困難になる可能性のある人、および吃音症、場面緘黙症、発声障害(痙攣性発声障害、機能性発声障害)、音声障害、トゥレット症、失語症の疾患などで発声に悩みの伴う人。
LifeSupportプランに登録するには、CoeFont料金プランのページから「LifeSupportプラン」を選択し、CoeFontのアカウントを無料で作成し(アカウント登録時は「Freeプラン」で登録する)、申請フォームからLifeSupportプランを送信する。