お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、公式YouTubeチャンネル「ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル」に出演。以前交際していた彼女とのエピソードを明かした。

又吉直樹

「【百の三 言えなかったありがとう1】百の三新章!元カレ・元カノ・恩師・両親…照れ臭くて言えなかった!時が経った今なら言える!『言えなかったありがとう』を100個絞り出す!」内で、元カノとの思い出を語った又吉。コンビを結成して間もないころ、「ちょっとだけ、その子に家に転がり込んでた時期があるんですよ。吉本からのギャラが月3,000円になったときがあって……」と告白し、「そのときにやることって、ネタを考えることしかないじゃないですか。考えてるんですけど、毎日ポンポン出るわけじゃない。でも、考えてるときの自分は仕事してるっていうことにしてて。でも、実際は、『ウイニングイレブン』とかやってるんですよ。寝てなかったら偉いみたいな」と苦笑した。

ネタを考えている素振りを見せながら、サッカーゲームに興じていたという又吉は、「うしろめたさもあるから、ちょっと考えてる雰囲気も出してるんですよ。ネタ考えてるから、ちょっと不機嫌みたいな(笑)」と述懐。彼女は仕事に行く準備をしながら、朝までゲームをしている又吉に、「今どうなった? 勝ってる?」と話しかけてきたそうで、「ゲームをしてる僕に、『頑張ってね! 結果分かったら教えてね!』って、明るく出て行くんですよ。いや、どっちが『頑張って!』やねん。お前が言えや! って自分で思ってるんですよ。でも、コンプレックスなんです。恥ずかしさと、情けないことになってんなって……」と、当時の心境を打ち明けた。

文句も言わず、優しく声をかけてくれた彼女に対し、「申し訳なさはめちゃめちゃあって。でも、『ありがとう』とか『ごめん』とかは、全然言わなかったですね」と、ちょっぴり後悔している様子の又吉。「考えてる雰囲気のときは、しゃべりかけてこなかったですし」「今しゃべりかけていいのか、考えてるのか。こうやって僕の表情を見て……。めちゃくちゃプレッシャー与えてたんやなって。もっとちゃんと、お礼を言っておくべきやったなって思いますね」と振り返りながら、「その人がいなかったら、芸人続けられてなかったかもしれないですね」と、しみじみつぶやいていた。