多治見通運とJR貨物東海支社は、大規模な災害等で鉄道輸送網の一部が寸断した際に物流の安定供給を図るため、全国の貨物駅をクロスドック(積替えの拠点)として活用することにより、鉄道輸送網のバックアップ体制をトラックで構築するサービスを2023年度から開始すると発表した。

  • 多治見通運とJR貨物東海支社が災害時の鉄道コンテナ輸送に関するバックアップ体制の構築について発表

  • 代替輸送スキーム

このサービスにより、大規模な災害等の影響で鉄道コンテナ輸送のネットワークの一部が寸断した場合でも、事前に定めた貨物駅から列車が運行している区間の貨物駅までトラックによる代替輸送ができ、鉄道コンテナ輸送のサプライチェーンの維持が可能になる。

今回のスキームは、2023年4月21日付で多治見通運ほか数社が中小企業庁の「連携事業継続力強化計画」で認定を受けたサプライチェーン維持計画によるものだという。