Polimillは5月11日、「男女の区別のない『オールジェンダートイレ』を設置すべきか?」に関する意見投票の結果を発表した。投票期間は2月22日~4月30日で、有効票数は77票。

  • 男女の区別のない『オールジェンダートイレ』を設置すべきか?

今回のイシュー(課題)は立正大学教授・社会学博士の小宮信夫氏が問題提起し、ユーザーが選択肢から自分の意見や立場に合う選択肢を投票した。

最も多くの票を集めたのは「従来のトイレに追加する形なら、オールジェンダートイレを設置してもいい」(53.2%)だった。「世の中の大半がシスジェンダーだから、今あるトイレの需要はほとんど変わらないと考えていて、だからといってLGBTQ+にとってトイレは違和感を感じる1つだから、その違和感をなくすために設置するべきだと思う」というコメントが寄せられている。

次いで多かったのは「多目的トイレを男女別に設置した後なら、オールジェンダートイレを設置してもいい」(13%)だった。「車椅子ユーザー等、多目的トイレしか利用できない方も、男女別のトイレを使う権利があると思います。 障害のある女性はなおさら弱い立場なので、女子トイレにも多目的トイレは必要です」という声が挙がった。

10.4%は「ごく少数なら、オールジェンダートイレを設置してもいい」と回答した。理由としては、「基本、身体的性差で良いと思います。心の内など誰にも分からないですし。そういうのを差別化戦略として打ち出したい企業や自治体がやれば良いし、新たなビジネスチャンスにもつながると思います」といったものだった。

「オールジェンダートイレは、設置すべきではない」は9.1%だった。「性別に合ったトイレを使えば済むこと。出生の性か自認する性なのかは議論の余地があるが、キチンと議論してルールを定めれば良い。そしてそれに従って差別の目で見なければ問題は生まれない」などのコメントが寄せられた。

「すべてのトイレを、オールジェンダートイレにすべきである」は7.8%。理由は、「トランスジェンダー差別者が良くいう、"トイレが危険になる"という主張です。良く考えてほしいのですが、そもそもが今までの共有トイレ自体が危険なのでは?全てオールジェンダーの個室のトイレにすれば解決です」などだった。