あの「ドラえもん」がタイムマシンに完全変形する!? 昨年11月に発表された、小学館とタカラトミーがタッグを組んだおもちゃ「完全変形ドラえもん」。
6月28日発売「完全変形ドラえもん」のトランスフォームが、5月12日、東京・神保町の小学館でお披露目された。
ドラえもんがタイムマシンに変形!
ドラえもん自身がタイムマシンに変形する「完全変形ドラえもん」、初回6,000個限定生産、価格は12,903円で、現在各書店で予約を受け付けている。
小学館がドラえもん50周年を記念して2020年に企画し、玩具メーカーのタカラトミーが「トランスフォーマー」シリーズのノウハウをつぎ込んだというこのおもちゃ、一体どんなアイテムなのだろうか。
一見、普通のドラえもんフィギュアだが、横から見ると……
背中にバックパックのような黄色いボックスを背負っている様子。
後頭部をずらすと、タイムマシンの運転席やシートのようなものがドラえもんの頭の中にはいっているぞ?
ドラえもんの頭からパーツを引き出して、運転席を組み立てよう。背中の黄色いボックスは、床面になるみたいだ。
折りたたんである床のパーツを伸ばしたりくっつけたりすると、だんだんタイムマシンの形が見えてきた!
運転席にかぶせるように床面をはめこみ、パーツを整えていこう。
丸いドラえもんから、メカメカしいタイムマシンに変形。まるで寄木細工やパズルのよう。
タイムマシンが出来上がったら、特典に含まれている「タイムマシン特製台座」にセットすれば完成! 恐竜時代や22世紀の未来に飛べそうな超空間のデザインだ。
トランスフォーム、完了~!!
実演した小学館 ドラえもんルームの編集長・石関暁さんによると、「慣れれば30秒ほどで組み立てられます」とのこと。小さいパーツを折ったりはめ込んだりはちょっと細かい作業だが、コツを覚えればサクサクできそうだ。
特典には読み応えたっぷりな冊子やアートボード
これまでもドラえもんのおもちゃやフィギュアは様々なものが発売されているが、「完全変形ドラえもん」は、「ロボットとしてのドラえもん」を掘り下げたおもちゃだ。ドラえもん状態時も、タイムマシン状態時も、ディテールにこだわって忠実に立体化している。
細部にこだわった「大人のホビー」ともいえる「完全変形ドラえもん」。企画・開発に携わったドラえもんルーム編集長の石関さんは、「普段、ドラえもんのアイテムを購入しない、大人の男性や小学生高学年の男の子にもドラえもんの面白さを再認識してほしいという思いで企画しました。親子共通のおもちゃやゲームで遊ぶことが当たり前の時代になっているので、親子で遊んでほしいです」と自信を見せる。
また特典として、小冊子『完全変形ドラえもん完全攻略本』『ロボット完全索引ブック』、変形状態のタイムマシンをディスプレイできる「タイムマシン特製台座」、プロの技巧がつめこまれた「撮りおろしジオラマアートボード」、ロボットイラスト界の巨匠・吉岡英嗣氏による「描きおろしパッケージイラストアートボード」がセットになっている。
『完全変形ドラえもん完全攻略本』では、「完全変形ドラえもん」の説明やドラえもん、タイムマシンを徹底解剖。過去の記事から貴重なイラストを掘り起こした研究ページや、ドラえもん&ロボット好きな著名人からの解説なども含めた40ページほどの冊子だ。
また、『ロボット完全索引ブック』は、漫画「ドラえもん」と「大長編ドラえもん」の全ストーリーから“ロボット”をあいうえお順で探せる、80ページほどもある大ボリュームの索引ブック。てんとう虫コミックス未収録の作品にもカバーしており、ドラえもんだけでも200種類以上ラインナップされているという。
「完全変形ドラえもん」の第一次予約締め切りは5月31日まで。また6,000個に予約が達し次第受付終了となる。好評の場合は2次募集の可能性もあるそうだが、ドラえもんファンならぜひチェックしておきたいアイテムだ。