デマント・ジャパンは5月11日、同社が展開するフィリップスのAI搭載補聴器フィリップス ヒアリンクの新シリーズ「フィリップス ヒアリンク 9040、7040、5040」を発表した。充電タイプ(ミニRITE TR、ミニBTE TR)と空気電池タイプ(ミニRITE T、ミニBTE T)の各2タイプ(計4スタイル)を用意。カラーは各6色。5月16日より発売する。価格はオープン。

  • AI搭載補聴器「フィリップス ヒアリンク 9040、7040、5040」

ヒアリンクは、AI音声処理技術を搭載した高性能な補聴器。1000万以上のさまざま音環境をあらかじめAIに学習させ、蓄積した知識をもとにAIがリアルタイムの音声処理を行うことで、街頭やレストランなどの騒がしい環境下でも会話をよりクリアに聞き取ることが可能だとする。

新製品では、新たに「サウンドプロテクト」機能を搭載。不要な音を信号処理の過程から除去する働きをし、周囲の音環境の変化を常に素早く検知・分析し、大小の突発的な音や風切り音が発生するような雑音が多い環境下でも、会話には影響を与えず不快な音のみを抑制し、より高音質で聞こえるという。これにより、衝撃音や雑音がある場面でも、予期せぬ音の刺激を感じることなく会話がよりクリアに聞こるという。AI音声処理技術との相乗効果によって、雑音が少ないクリアな音になった。

  • カラーはベージュ系、グレー系の全6色(ベージュ×ベージュは新色)

新製品はすべてBLEを備え、外部機器とのワイヤレス接続に対応。補聴器をiPhoneやAndroidデバイスに接続し、通話や音楽などを補直接補聴器にストリーミングして楽しむめるほか、iPhone、iPadと連携したハンズフリー通話も行える。

また、専用アプリ「Philips HearLink 2」を使えばスマホがリモコンとなり、補聴器の音量調整やプログラム変更をアプリ上で行えるほか、補聴器を探す機能、電池残量の表示、聴覚ケアの専門家による補聴器の調整を遠隔操作で自宅にいながら受けられる「リモートフィッティング」機能などを搭載する。

  • Philips HearLink 2アプリ(音量調整画面)

形状は小型で目立ちにくい「耳かけ型」で、電池タイプと充電タイプを用意。適合範囲はミニRITE TR・ミニRITE Tが軽度~高度・重度難聴(105 dBHLまで)、ミニBTE T R・ミニBTE Tが軽度~高度難聴(85 dBHLまで)。防塵・防水性能はIP68(日常生活防水)。カラーは、ベージュ系、グレー系の全6色。