自動販売機の販売&運用支援「KAKUDAI」サービスを提供するダイレクト・ホールディングスは、全国20代〜60代の男女に「自動販売機についての調査」を実施した。
同調査は2023年4月21日〜4月24日、1年以内に自動販売機の利用がある全国20代〜60代男女11,041名を対象にインターネット調査にて実施。モニター提供元は、Find Wow。
今回の調査で、「自動販売機でどういった商品を購入していますか?」と聞いたところ、「飲料(97.0%)」と圧倒的に多い結果となった。
昨今、冷凍保存が可能な自動販売機も多く普及してきており、自動販売機で販売されているものは多岐にわたっている。
「自動販売機=飲料」のイメージはまだまだ強いかと思われるが、飲料以外ではどのような商品が購入されているのだろうか? 「飲料」に続き購入されていた商品は「アイス(11.3%)」「食料品(お菓子などの軽食)(6.6%)」「酒・たばこ(4.5%)」「冷凍食品(3.4%)」と続いた。
アイスの自販機、酒・たばこの自販機は1970年代、1980年代から伝統ある自販機で、台数も多いというところで割合が高いと言えるだろう。
冷凍自販機はここ最近で急激に拡大している。冷凍食品の自動販売機が急増している理由は、以下のようなものが挙げられる。
・技術の進歩: 冷凍食品の品質や美味しさが向上し、長期保存が可能となっているため、自動販売機でも十分な品質をじっくり販売できるようになった。
・コストの削減: 自動販売機による販売は店舗運営のように人件費や家賃等のコストを重視できるため、低価格で販売できる。
また、 今後の広がりとしては以下のような点が予想される。
・設置場所の拡大: 現在は主に駅や商業施設、道の駅などの交通量が多い場所に設置されているが、今後はさらに多様な場所に設置されることが考えられる。 公共施設やオフィスビル、アパートの一室など、ニーズに合わせて設置場所が広がることが予想される。
・技術の進歩: 現在はQRコード決済やICカード決済が主流だが、今後は顔認証やスマートフォンアプリを利用した決済など、より便利でスピーディーな決済システムが導入されることが期待される。
今回の調査では3%ほどの割合だったが、今後は飲料に次ぐ割合まで上がっていくことが予想できる。