赤ちゃん用スキンケアブランドの「ジョンソンベビー」を展開するKenvueは5月10日、「育児・寝かしつけに関する意識調査」の結果を発表した。調査は2月27日~3月1日、0~2歳の子をもつ20歳~39歳の男女722名(男性360名、女性362名)を対象に、インターネットで行われた。

  • 寝かしつけの中で悩みやストレスに感じたことがあるもの

    寝かしつけの中で悩みやストレスに感じたことがあるもの

育児の中で、最もストレスを感じるものを聞いたところ、「夜泣きの対応をする」(55.1%)がダントツに多く、次いで「離乳食をつくる・用意する」(14.7%)、「寝かしつけをする」(13.1%)という結果に。

実際に、「寝かしつけに悩んでいる・悩んでいた」という人は6割以上にのぼり、具体的には「子どもが寝るまでに時間がかかる」(パパ80.8%、ママ84.5%)や「子どもが夜中に何度も起きてしまう」(同51.9%、49.4%)など、子どもが寝ないことに関する悩みが上位に。

しかしながら、「自分しか夜泣き対応ができない」(同4.8%、43.9%)、「自分が寝かしつけをした時しか子どもが寝てくれない」(同12.0%、28.0%)、「自分以外の家族が、子どもの夜泣き対応をしようとしない」(同1.4%、19.2%)といった声も多くのママから寄せられており、パパとのポイント差を見ても、ママ 1 人に寝かしつけの負担が偏っているよう。

実際、最も年下の子どもの寝かしつけを主に担当しているのは、育児休暇中の女性のうち84.5%、職場復帰をしている女性のうち85.1%と、働いていてもママが担当するケースが多いことがわかった。

  • パパの寝かしつけに対する満足度

    パパの寝かしつけに対する満足度

次に、寝かしつけをしていない男性に対し、「あなたは、お子様の寝かしつけをできるようになりたいと思いますか?」と尋ねたところ、9割以上が「そう思う」「まあそう思う」と回答。

寝かしつけをしない理由を聞くと、「妻の方が寝かしつけるのが早いから」(59.6%)、「寝かしつけの時間に帰って来てこられない」(30.3%)、「寝かしつけをしたことはあるが寝てくれなかったので諦めた」(27.3%)が上位に。

パパに自分自身の寝かしつけの「実施頻度」「やり方」「知識量」の満足度や自信度を聞いたところ、実施頻度75.9%、知識量69.3%、やり方75.1%と高い結果に。しかしながら、パパの寝かしつけに対するママの評価は、実施頻度53.3%、知識量46.7%、やり方55.5%と、パパの自己評価とママの満足度には大きな差があることがわかった。

  • 寝かしつけに関するストレス度や負担感

    寝かしつけに関するストレス度や負担感

続いて、「育休中と仕事復帰後とで、寝かしつけに関する、あなたのストレス度や負担感に変化はありましたか?」と尋ねたところ、仕事復帰後も同等のストレスと答えた方もいた一方、ママの38.7%が「仕事復帰後の方がストレス度は高かった」と回答。

ストレスや負担に変化があった方に理由を聞いたところ、「仕事により疲れが溜まっている中で寝かしつけをするのは、育休中よりもはるかに疲れる」「仕事で疲れていて夜泣きや寝付きが悪いと余計にいらいらしてしまうから」といった“仕事と育児の両立”により負担が増えていることが原因として多くあがったほか、「夫があまり協力的でなく自分1人で寝かしつけや家事をやらなければいけないから」「仕事で疲れているのはお互い様なのに、寝かしつけから夜泣きに対応しない夫にストレスを感じるようになった」という声も。パパ・ママ間の寝かしつけを含む育児・家事の分担に関する不満もストレスに繋がっていることがわかった。