DFA Roboticsは5月10日、「ホテル業界の人材不足」に関する調査結果を発表した。調査は4月27~28日、ホテルの管理職(支配人・マネージャー・部長職)103人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず「管理している管轄での1日どれほど残業しているか」聞くと、「1時間未満」(28.2%)、「1時間半~2時間未満」(18.4%)、「1時間~1時間半未満」(13.6%)が多かった。

  • 管理している管轄での1日どれほど残業しているか

また「勤め先における人材不足の深刻化」を尋ねると、「非常に感じている」または「やや感じている」と答えた回答者が8割を超えた。

  • 勤め先における人材不足の深刻化

次に「旅館やホテルにおいて接客や配膳、清掃業務などで貢献する『サービスロボット』に興味があるか」と聞いてみると、「かなりある」(11.7%)、「ややある」(32.0%)、「あまりない」(26.2%)、「まったくない」(27.2%)、「分からない/答えられない」(2.9%)となっている。

  • 旅館やホテルにおいて接客や配膳、清掃業務などで貢献する「サービスロボット」に興味があるか

そして「サービスロボットに興味がある※かなりある、ややある」と答えた回答者に理由を聞くと、「人手不足の解消につながると思うから」(77.8%)、「人にしかできない業務に注力できると思うから」(42.2%)、「採用・教育コストの削減につながると思うから」「教育に工数を割く必要がなくなると思うから」(26.7%)などが寄せられた。

さらに「サービスロボットに興味がない※あまりない、まったくない」と答えた回答者に理由を聞いたところ、「店舗要件合わない(通路幅が狭い、段差がある等)」(52.7%)、「導入コストに予算を割けない」(43.6%)、「人がやった方が早いイメージがある」(27.3%)などが挙げられている。