大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は10日、同社グループの2023年度事業計画を取りまとめたと発表した。この中で、大阪・関西万博に向けた取組みとして、中央線の新型車両400系を今年度、12編成導入することを明らかにしている。

  • 中央線の新型車両400系(2022年12月の報道公開にて撮影)。6月25日から運行開始し、2023年度は12編成を導入予定

中央線の新型車両400系は、大阪・関西万博を契機に新世代車両として開発を進め、最新の車両技術を取り入れることで、移動手段としての新機能と高レベルの快適性を追求。車体前面をガラス張りの展望形状とし、宇宙船を意識させる未来的な外観とするなど、「乗って楽しい」を形にしたデザインも特徴となる。

当初は2023年4月の運行開始をめざしていたが、車両の試験を行う中で機器の調整に時間を要したため、6月25日から運行開始することとなった。新型車両400系は今年度導入する12編成を含め、計23編成を導入する計画となっている。