労務行政研究所は5月9日、「2023年度 新入社員の初任給」に関する調査結果を発表した。
調査は東証プライム上場企業1,784社を対象に、2023年3月下旬に調査票を発送し併せて電話取材を実施。4月11日までに回答のあった157社分を集計して算出されている。
調査結果は以下の通り。まず「初任給の改定状況」を見ると、「全学歴引き上げた企業」(70.7%)、「全学歴据え置き」(26.1%)となっている。
また全産業で見た学歴別の初任給水準を見ると、「大学卒(事務・技術)一律」(22万5,686円)、「短大卒(事務)」(19万5,227円)、「高校卒(事務・技術)一律」(18万3,388円)、「大学院卒修士」(24万3,953円)だった。
次に学歴別で決定初任給の改定状況を見たところ、「『大学卒(事務・技術)一律』の引き上げ」(71.7%)となっており、引き上げた場合の上昇額は「10,000円台」(18.6%)が最も多い割合という結果だった。