エレコムは5月10日、初めてキーボードに触れる子どもが楽しく学べるような工夫を施した外付けキーボード「KEY PALETTO」(キーパレット)を発表した。接続方式の違いにより4製品を用意。いずれも5月中旬より発売する。

  • 初めてキーボードに触れる子どもが楽しく学べるような工夫を施した子ども向けキーボード「KEY PALETTO」

大阪電気通信大学との産学連携プロジェクトで開発した子ども向けキーボード。キーボード操作を楽しく学べるよう、4つの特徴を備える。

1つ目は、キーピッチ17mmのコンパクトな設計と、色分けされたキートップの採用。子どもの手に合わせたサイズになっており、キートップの色を変えることでどの指でタイプするかを覚えやすい。キースイッチはメンブレン方式の採用でタイピングしやすく、本体に約10度の傾斜をつけられるキーボードスタンドにより正しい姿勢でタイピングが学べる。

  • テンキーを省いたコンパクトな設計ながら、ファンクションキーは省かず搭載している

  • タイプする指ごとにキートップを色分けしている

  • キーピッチは17mmで、一般的な19mmのキーボードよりもひとまわりコンパクトな設計としている

  • 底面にはスタンドを内蔵しており、タイピングしやすい角度に調整できる

2つ目は、アルファベットに不慣れな子どもたちが混乱しないよう、実際に入力される文字と同じ印字デザインのフォントを採用。加えて、押し間違いによる混乱を避けるため、使用頻度の低い機能を排除。無意識にキーを押して有効になりやすいCapsLock機能は、背面に無効化スイッチを搭載している。

  • 底面はネジ穴にゴム製のキャップを埋め込んでおり、いたずらを防いでいる

  • 底面のスライドスイッチで、CapsLockキーをCtrlキーに変更できる。普通のキーボードにも欲しい機能だ

3つ目は、最大500万回の打鍵に耐えられる丈夫なキーの採用。子どものいたずら対策としてキーとキーのすき間を狭くし、ペンの先端や定規など異物を差し込みにくくしている。本体裏面には名前記入スペースを用意しており、紛失や取り違えも防げる。

  • キースイッチはメンブレン。キートップ周囲のすき間が狭く、異物が入り込みにくい

4つ目は、ローマ字入力サポートカードや、キーボードの後方にメモなどを立てかけられるカードスタンド、キーボードに貼ってキーの名前や読み方を覚えられる「よみがなシール」を標準で付属していること。カードスタンドのサイズにあわせてオリジナルのカードを作成できるテンプレートデータも無料で提供する。

  • キーボードの後方にはカードを挟み込める場所を用意しており、付属のローマ字入力表などを見ながらタイプできるようにした

  • キーの読み方を表記したシールが付属する

  • 好みに応じてキートップに貼り付けて使える

対応OSや接続方式の違いで4モデルを用意する。無線モデルは単3形乾電池×1本で約2年間の使用が可能。

Windows 11/10・Chrome OS対応Bluetooth接続モデル「TK-FS10BMKBK」

Bluetooth Low Energy対応のPCで使える無線モデル。 予想実売価格は4,980円前後。

iOS 16 / iPadOS 16対応 Bluetooth接続モデル「TK-FS10BMKIBK」

Bluetooth Low Energy に対応し、iPhoneやiPadで使える無線モデル。キーボード上部にマルチファンクションキーを備える。予想実売価格4,980円前後。

USB 2.4GHz 無線接続モデル「TK-FS10DMKBK」

PCのUSB端子に付属のレシーバーを挿して使う無線モデル。レシーバーはオレンジ色で見つけやすく、使わない時はキーボード本体へ収納しておける。予想実売価格4,480円前後。

  • 電源は単3形乾電池。レシーバーの収納スペースも用意する

USB有線接続モデル「TK-FS10UMKBK」

USBケーブルで接続する有線モデル。電源はUSBバスパワー。VCCI CLASS Bを取得済み。予想実売価格3,780円前後。

  • 開発に携わった大阪電気通信大学の監修チーム