自分を変えたいと思ったことがある人は多いはずですが、大切なのはとにかく行動することです。

本記事では自分を変える方法について、最初にやるべきことや、外見面、行動面でのアプローチ方法を紹介。挫折しないためのポイントや、自分を変えたい人におすすめの本、名言もまとめました。

  • 自分を変えたいなら

    自分を変えたい人へ、やるべきことやポイントを紹介します

自分を変えたいときに最初にやるべきこと

まずは、具体的なアクションを実行する前に、いくつかの事項について決めておくことが重要です。

この章では、自分を変えたいと思ったときに最初に考えるべきことについて紹介します。

今の自分を知ることから始める

自分を変えたいと思ったら、まずは今の自分を知ることから始めましょう。

これまでどのような人生を歩んできたのか、どんなときに、どのようなことを思ったのかなどを書き出し、自分の人生について客観視してみましょう。また、周りの人に自分がどのような人か聞いてみると、周りから見た自分についても分かります。

今の自分を知ることで、自分を変えるべき理由が明確になります。自分を変えるべき理由を自覚できていないと、自分を変えようと行動しても途中で挫折してしまう原因になりかねません。途中で挫折しないためにも、今の自分を知ることは大切です。

自分がどう変わりたいのかを決める

今の自分を見つめ直したら、次に自分がどう変わりたいのかを決めます。今の自分を見つめ直し、自分を変えるべき理由が明確になれば、なりたい自分の姿が具体的に思い浮かぶでしょう。

自分がどう変わりたいのかを明確に決めておくことで、その自分になるためにどのような行動をすればいいのか、今後取るべき行動が分かります。

もし友人や同僚、芸能人などで自分の理想に近い人がいたら、その人について研究したり、どのような行動を取っているのかを注意深く観察したりしてみるのもおすすめです。

変わるために何をするのかプランを立てる

なりたい自分が見えたら、変わるために何をするのか具体的にプランを立てます。なりたい自分になるために必要な行動や、現状足りない点を認識し、具体的な計画を立案しましょう。

どのような行動を取るべきかを明確化し、どのような順番で進めればいいのかを慎重にプラン立てします。

特に大きな目標だけでなく、小さな目標まで立てることをおすすめします。なぜなら、いきなり大きな目標を立ててスタートすると、達成までの距離が遠く、挫折しやすくなるためです。小さな目標を設定して無理なくコツコツとこなし、なりたい自分へと近づいていきましょう。

いつまでに自分を変えるのか期限を決める

いつまでに自分を変えるのか、期限を決めておくことも大切です。この際、期限は長すぎないように設定しましょう。なぜなら期限に余裕がありすぎると、「まだやらなくても大丈夫か」と、先延ばし癖が出てきて行動の邪魔をする可能性があるためです。

プランを立てる際には、するべきタスクごとに期限を決めます。この際、デッドラインを設けて先延ばしを防ぐことで、挫折したり、何となくで進めたりすることを防げます。

それぞれのタスクで無理のない、かつ先延ばし癖が出ない程度の期限を設けて、その期限に沿ってタスクをこなしていきましょう。

自分が変わった後に何をしたいのかイメージする

自分が変わった後に何をしたいのかをイメージすることも大切です。なぜなら、変革の先にある理想的な人生を思い描くことで、その理想的な人生がモチベーションとなるためです。

自分を変えたいと思うことには、何かしらのきっかけがあるはずです。なぜ自分を変えたいのかという理由から、自分が変わった後に何をしたいのかもわかるでしょう。

挫折しないためにも、目的が曖昧にならないためにも、自己変革の先にある自分の姿をイメージするプロセスは重要です。

【自分を変える方法】見た目に対するアクション

  • 自分を変えたいときの外見に対するアクション

自分を変えるために、行動を変え、習慣化するのはなかなか難しいものですが、見た目に関わることであれば比較的簡単に着手できるでしょう。

変化がすぐに目でわかるので、モチベーションも保ちやすいはずです。この章では、自分の外見を変えるアクションについて解説します。

髪を切ったり、髪型を変えたりして印象を変える

一つ目の外見的なアクションとして、髪を切って印象を変えるという方法があります。髪を切るだけで顔周りの印象を変えることができ、外見的な印象を大きく変えられます。

特に髪の長い人が髪をバッサリ切ると、印象が大きく変わります。髪の短い人も、毛先をそろえたり、セットの仕方を変えたり、また前髪を切るだけでもイメージが変わりますね。

髪の毛の色や、パーマなどによっても印象は大きく変わります。自分のなりたい姿に向けて、イメチェンしてみましょう。

服装を変えてみる

普段は着ないような服装を着てみるという方法もあります。

服装の系統を変えるのももちろんですが、服の色を変えるだけでも大きくイメージが変化するため、気軽に試せるでしょう

また、服装の系統や小物の雰囲気を変えてみるのもおすすめです。普段はスニーカーが多い場合、ハイヒールを履いてみるなどすると、歩き方や所作まで変わるかもしれません。

思い切っていつもとは違う服装にチャレンジして、新しい自分を発見してみましょう。

姿勢を良くする

猫背など、姿勢が悪いだけでも相手に与える印象が悪くなってしまうため、姿勢を良くすることはおすすめの方法の一つです。姿勢を整えると相手へ良い印象を与えられるでしょう。

また、姿勢が悪いと呼吸が浅くなったり、血流が悪くなったりします。姿勢を良くして生活すると、自分の体や気持ちにも変化が表れるでしょう。

姿勢が悪い自覚がある場合は、普段から背筋を伸ばして姿勢を整える意識を持ちましょう。

ボディーメイキングで理想の体に

ボディーメイキングも、自分を変えるために効果的です。

運動をして自分にとっての理想の体形に近づくことで、自分に自信が持てます。

ウオーキングやジョギングなどは、気軽に始めやすいですね。そのほか、筋トレやダンス、ヨガ、水泳、マラソンなど、自分にマッチするものにトライしてみましょう。最近では24時間営業のジムもあるため、仕事終わりにジムに行くこともおすすめです。

続けやすい運動でボディーメイキングをして、健康な体を手に入れましょう。

メイクやスキンケアを変える

メイクやスキンケアを変えることもおすすめです。

例えばいつもとはメイクの色味を変えてみたり、雰囲気を変えてみたりしてみましょう。クールな印象にしたり、かわいらしい印象にしたりと、イメージを大きく変えることができます。

顔の明るさや血色感を演出するといった方法でもイメージが変えられますし、眉やひげを整えるだけでも、清潔感が出て印象が変わります。

【自分を変える方法】取るべき行動

  • 自分を変えたいときの行動

外見だけではなく、行動面を変えることも大切です。自分を変えたいときにおすすめの方法を紹介します。

時間の使い方を変えてみる

これまでの時間の使い方を見直し、時間の使い方を変えてみると、自分が変わるきっかけになるでしょう。

例えば、毎朝家を出るギリギリに起きている方は、1時間早く起きてウオーキングをする、ゆっくりと朝食を食べるなどの時間を作ってみましょう。

仕事から帰ってきて寝るまでずっとスマホを使っている方は、スマホを使う時間の一部を資格の勉強をする時間に使ってみるなどもあります。

そのとき、今までの習慣を一気に変えることは難しいので、少しずつ時間の使い方を変えてみるといいでしょう。

自炊を始めてみる

普段自炊をしない方は、自炊をしてみるのもいいでしょう。外食やコンビニ弁当、カップラーメンばかりの食生活だと、塩分や炭水化物、脂質などを過剰に摂取したり、野菜不足になったりしがちです。これは体調を崩す原因にもなりかねません。

自炊をすることで、自分で栄養バランスを考えながら食材を選んだり、味付けの調整をしたりできます。

体に良い変化が表れたり、手間暇を掛けた分、よりおいしく感じられたりするでしょう。

SNSから距離を置いてみる

SNSをよく見るという方は、SNSから距離を置いてみましょう。

SNSは世界中の人々がさまざまな情報を投稿しています。キラキラした投稿を見ては、自分と比べて卑屈になったり、何かを批判するような投稿を見つけて落ち込んだりと、SNSを見ていると心が疲れてしまう場合があります。

また、自分がSNSに投稿してコメントをもらったり、閲覧数が伸びたりすることに快感を覚えている場合は、それらの数字が少ないとへこんでしまうでしょう。

時間があるとついSNSにアクセスしてしまうという方は、SNSと距離を置いて自分のことに集中するといいでしょう。

付き合う人を変えて環境を変えてみる

自分を変えるために、付き合う人を変えてみるという方法もあります。

「朱に交われば赤くなる」と言うように、自分自身の行動や性格には、周りの人間と、その人たちが存在するという環境が大きく影響しています。つまり、家族や友人、同僚などの普段から付き合いのある人が、自身の一部を形成しているということです。

悪い影響を受けていると思う人が近くにいるならば距離を置くようにしましょう。

逆に理想の人がいる場合は、例えばその人が主催しているセミナーに行ってみるなど、会える場所に出向いてみることもおすすめです。

もし「論理的に物事を考え、主張できるようになりたい」と考えているなら、そのような人が集まるディベートサークルに入ってみるというのもいいでしょう。

理想の人と接することができれば、自分を変えるためのヒントをもらえるかもしれません。

読書をする習慣をつける

読書をする習慣をつけるという方法もおすすめです。なぜなら、読書をすることで記憶力や集中力が上がったり、共感性が養われたりするといわれているためです。

現在日本には、多種多様な本を気軽に読める環境が整えられており、実際に書店や図書館で本を手にして読むことはもちろん、ネットから電子書籍を読むこともできます。

本にはさまざまなことが書いてあり、中には変わりたいと思っている現状に対する、良いアドバイスが書かれている場合もあります。

普段から読書をしている方は、いつもは読まないジャンルの本を読むと、新たな発見があるかもしれません。

自分を変えたいときに押さえておくべきポイント

  • 自分を変えたいときに、挫折しないためのコツ

自分を変えたいと思っているとき、行動を起こさなければ何も始まりませんが、途中で挫折しないために頭に入れておきたいポイントがあります。

この章では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

無理して性格を変えようとしない

「自分を変えたい」からといって、無理をして性格を変える必要はありません。人の性格というのは、変えるのが難しいものです。

前述のように、まずは行動や、外見を変えるようにすることで、自分を良い方向に変化させていきましょう。

無理は禁物

理想を高く持つことは良いことですが、最初から目標を高くすることは挫折の原因にもなります。

できることから行動していき、成功体験を積み重ねながら、少しずつ目標を上げていくようにしましょう。

習慣化しなければ意味がない

自分を変えるために行動する際は、ただ一回やるだけではなく、その行動を習慣化しなければ意味がありません。

行動を起こすことも重要ですが、その行動を続けることがさらに重要です。

人は基本的に変わりたくないものだと理解する

人は基本的に、変化を避けて現状維持を求めるといわれており、これは「現状維持バイアス」と呼ばれています。

新たな選択肢のリスクを恐れ、現状を変えるための行動を起こせないのです。

そのため、自分が変わるための行動を起こす勇気がなかなか出なくても、自分を責めすぎる必要はありません。

小さくてもいいので、新たな成功体験を積み重ねることで、自分を納得させ、現状を変えることができるかもしれません。

周囲の声が邪魔をする場合もある

周囲の声が、変化の邪魔をする場合もあるということに留意しましょう。

今のあなたが好きだから変わってほしくないという人や、あなただけがより良い方向に変わっていくことに嫉妬する人が、変わることに対してマイナスなことを言ってくるかもしれません。

身近な人や信頼している人に言われた言葉に対して、変わりたいという決意が揺らぐ可能性もあります。

しかし、あなた自身が信じた道なのであれば、自分の心に沿って進んだ方が、後悔が残らないのではないでしょうか。

自分を変えたい人におすすめの本

  • 自分を変えたい人におすすめの本

本には、自分を変えたいと思っているときに背中を押してくれるものも数多くあります。この章では、自己変革を目指す人に薦めたい本をご紹介します。

『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』 ケリー・マクゴニガル

まずご紹介する本は『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』です。この本の著者は、スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル氏です。

世界20カ国で愛読されており、日本でもベストセラーで、欲望に負けない方法や決心だけで終わらせない方法、意志を鍛える方法など、自分を変えるにはどうすればいいか、さまざまな方向からアプローチしています。

『自分を変える習慣力』 三浦 将

次にご紹介するのは、エグゼクティブコーチとして活躍する三浦将氏の『自分を変える習慣力』です。

この本には、スイッチとなる習慣の身に付け方や、習慣を変えるために潜在意識を味方につけることの重要性などが記されています。

前述の通り、自分を変えるためには行動を起こすとともにその行動を習慣化することが大切です。この本を読み、習慣力を磨きましょう。

『自分を変える89の方法』 スティーヴ・チャンドラー

最後にご紹介するのは、アメリカの講演家、経営コンサルタントであるスティーヴ・チャンドラー氏の『自分を変える89の方法』です。

この本は1996年にアメリカで出版されベストセラーとなりました。以来世界25カ国で出版、25年以上読み継がれるロングセラーです。

50歳になるまでは、自分で自分のモチベーションを高めることができなかったという著者が、自らの経験から、自分を変えるのに実際に効果があったと思う89個の方法を紹介しています。

「ニュース断食をする」「毎日たくさん歩く」など、どれも今日から取り組めるものばかりであり、自分がピンときた方法から取り組めばいいので、気楽に読み進めることができるでしょう。

自分を変えたい人へ贈る名言・言葉

自分を変えるためには、今まで紹介してきたことを行動に移す必要がありますが、時にそれには努力や苦労、戸惑いなどが伴うはずです。

そこで自分を変えたいと思う人の背中を押してくれる、名言・言葉をまとめました。

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心が折れそうになったときや、うまく行かなくて落ち込んでしまったときなどに参考にしてみてください。

仕事ができない、人間関係構築が苦手などの自分を変えるには、一歩踏み出そう

仕事がうまくできない、人間関係の構築が苦手など、自分を変えたいと思うことは誰にでもあります。

自分を変えたいと思ったら、思うだけにとどめるのではなく行動を起こすことが大切です。

まずは現在の自分を見つめ直します。そして自分を変えるためのアクションを、できる範囲のことからでいいので習慣化し、理想の自分に近づいていきましょう。