今回は「素行が悪い」の意味や、素行が悪い人の特徴を紹介します。自分が素行が悪いと思われることをしていないか、ぜひチェックしてみてくださいね。
「素行が悪い」の意味や使い方
日常生活において「あの人は素行が悪い」「社員の素行が悪い」などと耳にすることがあります。具体的にはどのような行動を指すのでしょう。
ここからは「素行が悪い」の意味や使い方について詳しく解説します。
「素行が悪い」の意味
「素行」とは普段の行動・態度のことを指し、「素行が悪い」とは普段の行いやマナーが悪いことを意味します。
特定の相手や状況では丁寧な言動をする人も、日常での言葉遣いや行動がよくない場合、素行が悪い人とされます。
「素行が悪い」の使い方
「素行が悪い」は日常の行いがよくない人に使われる言葉です。
社会人であれば、大人として恥ずかしい行動をしたり、会社や取引先に迷惑をかけたりする人を指すでしょう。
生徒の場合、校則や指示を守らないこと、授業態度が悪いことなどに加え、学校外で頻繁に喧嘩することも素行が悪い行動です。
- 彼は素行が悪いせいで、取引先から嫌われている
- 彼女の素行の悪さは目に余る
- 彼は素行が悪すぎて、内定を取り消された
素行が悪い人の特徴
ここからは、素行が悪い人によく見られる特徴を7つ解説します。
一度「素行が悪い人だ」と認識されてしまうと、覆すことは難しくなります。自分に当てはまる言動があれば改善しましょう。
決められたルールを守らない
素行が悪い人の多くは、決まりごとに強い反発心を持つことが特徴です。法律や規則、社会のルールなどを守らないことが多いです。ルールを破ることが格好いい、規則に反発することで目立ちたいなどと考える人も多いようです。
自分の非を認めない
素行の悪い人は、自分に非があることを分かっていても素直に認めないことが多いです。自分中心の生活をしており、自分に甘く、他人に反抗的な態度を取ることがあります。
指摘やアドバイスを受けても感謝せず、上司からの指示でも、面倒だ・やりたくないと思うと反発します。
素行の悪い人の多くは素直さに欠けており、自分が悪いことをしても自分の非を認められないのです。
高圧的な態度で人を見下す
素行の悪い人の多くは高圧的であり、無意識に人を見下していることがあります。自己中心的でわがままな生活をしているため、人を尊重できません。その結果、他人に失礼な態度を取ることが多くあります。また、自分より立場が弱いと判断した相手に、高圧的な態度を取ることも少なくありません。
素行の悪い人は、人を尊重する気持ちが薄いため、他人に対して失礼な態度を平気で取ってしまうのです。
マナーがなっていない
素行の悪い人は、マナーを守ることが身についていません。マナーを軽視しているところがあります。例えば、ゴミをポイ捨てしたり、禁煙のエリアで喫煙したり、公共の施設でたむろして騒いだりと、一般常識的なマナーを破ることが多くあるでしょう。
また、状況に応じた言動が苦手なことや、言葉遣いが荒いことなども素行の悪い人の特徴です。フォーマルが求められる場でも砕けた言葉遣いをしたり、店員などに対しての言葉や態度が悪かったりするのも、素行が悪い人の特徴です。
喧嘩っ早い
短気ですぐ暴力に走る人も、素行が悪い人の特徴です。自分の態度や言動を指摘されたときに暴力で人を黙らせようとしたり、イライラする気持ちや問題を暴力で解決しようとしたりするなどの行動は、素行の悪さを露呈させます。
また、自分の思い通りにならないことで不機嫌になり、他人に八つ当たりをする傾向もあるようです。
金銭のトラブルを起こす
素行の悪い人は、平気でお金を借りる、借りたお金を返さない、食事を無理やりおごらせる、不用品を売りつけるなど、金銭トラブルをよく起こします。このような金銭トラブルを繰り返す人は、素行が悪いといえるでしょう。
平気で嘘をつく
自分のために平気で嘘をつくことは、素行が悪い人の特徴です。自分を大きく・偉く見せるために、見栄を張ったり、人を騙したりすることに抵抗がありません。
また、仕事でのミスを他の人になすりつけたり、隠蔽しようとしたりする行為も見られるでしょう。素行の悪い人は、自分の立場や体裁を守るために罪悪感なく嘘をつきます。嘘を繰り返すことで相手からの信頼を失うことに気付いていないのです。
素行不良になる原因
素行が悪くなることには原因があります。ほとんどの場合、原因を1つに絞ることはできません。さまざまな要因が複雑に絡むことで素行不良に陥るようです。
ここでは素行不良になりやすい原因を3つ解説します。
劣等感を抱いている
素行が悪くなる原因の一つは、劣等感を強く持っていることです。その一方でプライドは高いため、自分が他人よりも劣っていることが許せず、注目されないことが認められません。
優秀な人のあらさがしをして悪口をいったり、嘘か本当かに関わらずよくない噂を流したりすることで他人を蹴落とすのは、劣等感からの言動の可能性が高いです。
育ってきた生活環境の影響
幼少期の生活や親との関係に問題がある場合、素行が悪い人になりやすいといわれています。また、親の素行が悪いと、子どもも真似をしてよくない行動を取るでしょう。
家族との関係性の悪さが心の傷になり、素行が悪くなってしまっている可能性も考えられます。
過去に辛い経験をした
過去に何か辛い経験をしていると、自分の心を守るために素行の悪いことをする人もいるようです。
他人から悪意を向けられた経験や、愛されていないと思う経験は人間不信につながり、他人を素直に受け入れられなくなります。過去にトラウマとなるような辛い経験をした人が、自分を守るために素行不良になってしまうケースは多いでしょう。
素行が悪い人との付き合いは無理のない範囲にとどめよう
素行が悪い人の多くは、自分に甘く他人を尊重できないため、場を乱す言動が見られます。
嫌な思いをするなら思い切って関わりを断つことも一つの方法でしょう。仕事上の付き合いでやむを得ない場合は、最低限の関わりにとどめることがおすすめです。