結成16年以上の漫才賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』(グランプリファイナル:20日19:00~フジテレビ系で生放送)の組合せ抽選会が8日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われ、直後の記者会見で出場者たちが悲喜こもごもの反応を見せた。
第1試合の先攻=トップバッターに決まったのは、金属バット。くじ引きの順番が最後で、自ら選ぶことができない上でのこのネタ順に、友保隼平は「(会見までの)合間にタバコ吸いに行ったんですけど、あんなマズいタバコなかったです」「最悪ですよ。もう1回(抽選)やり直しましょうよ」と訴えたが、相方の小林圭輔はマシンガンズとの対決に「この“武器ダービー”を制したいと思います」と、コンビ名の独特の捉え方で意気込んだ。
そんな対戦相手のマシンガンズ・滝沢秀一は「こういう賞レースの決勝に初めて出るから、子どもが小学校の友達みんなに言って、うちで(生放送の)ライブビューイングやるんですよ。これで1回戦で負けたら、その後の空気とんでもないことになる!」とプレッシャーを感じているそうだが、番組に「(応援の様子に)密着来てよ!」とアピールした。
相方の西堀亮は「今日出てるメンバーで、絶対俺が一番貧乏なんですよ。『THE SECOND』は報われないやつを救済するっていう意味もあるでしょ? そう考えると俺たちが優勝するのが一番合ってる! 趣旨に!!」と訴え、「俺は今日、電車で来たぞ! 車で来たやつ辞退しろ! 優勝して俺はタクシーで帰る!!」と宣言した。
第4試合の先攻となった超新塾のイーグル溝神は「僕ら6人組やったんですけど、スケジュールが合わせられなくて賞レースのネタ作りも大変だということで1人脱退してしまって、それで5人組になってからの初舞台が『THE SECOND』の予選なんですよ。これで結果を残さないと辞めたやつも報われないので、頑張りたいと思います」と、並々ならぬ決意を表明。
対する囲碁将棋の根建太一は「M-1卒業した後、何の大会にも出る資格がないときに、『優勝を意識したライブ』っていうのを立ち上げたんです。いつか出られる大会ができるんじゃないかと思いながら2~3年やってて、こういう大会が出てきたので、誰よりも優勝を意識してる自信があります」と意気込み、文田大介は「優勝して1年間突っ走って、来年もこの大会が続くように、後輩にレガシーとして残したいです」と強調。抽選会司会の銀シャリ・橋本直は「戦うっていうのもあるけど、ある種この8組がチームというか、盛り上げる感じになるといいですね」とまとめた。
抽選の結果決まった対戦カードは、以下の通り。
●第1試合
先攻:金属バット
後攻:マシンガンズ
●第2試合
先攻:スピードワゴン
後攻:三四郎
●第3試合
先攻:ギャロップ
後攻:テンダラー
●第4試合
先攻:超新塾
後攻:囲碁将棋