マーケティングソリューション事業を展開するDIGITALIOが運営するデジタルギフト「デジコ」は、「子育て世代」(現在お子さんがいる、もしくは妊娠中・計画中)の全国の20歳以上の男女1,045名を対象に、「出産・子育て応援給付金」と子育て世代の購買行動に関する調査を実施した。調査は3月25日に行われた。

子育て世代の「出産・子育て応援給付金」の認知率を調査したところ、「知っている」と回答したのは全体の約3割だった。

また認知率を男女別でみると、女性が4割弱、男性が3割弱と女性の方がやや高い結果となった。

「出産・子育て応援給付金」の制度についてどう思うか尋ねると、約半数が「いい制度だと思う」と回答した。

男女別でみると、「いい制度だと思う」と答えた割合は女性は61.4%、男性は47.2%とやや乖離があり、「わからない」という回答は男性の方が8ポイント以上上回り、女性のほうがこの制度に対する関心が高いことが伺えた。

受け取り方は「現金」が圧倒的で、次いで「電子マネーやポイント(PayPayやAmazonギフトなど)」が人気となった。

一方、上位の「現金」や「電子マネーやポイント」と比べると、「地域通貨」や「紙の商品券」など利用用途が限定されるものや「現物支給」はやや需要が低いことが分かった。

また年代別で比較すると、30代は「現金」や「電子マネーやポイント」と回答した割合が他の年代に比べて高い一方で、20代前半は「現物支給」と回答した割合が他の年代に比べてやや高い結果となった。

20代前半の回答者は、初めての出産である割合が高いため、「自分で自由に給付金の使い道を選びたい」というよりも、「予め選ばれた定番の商品を貰う」ほうが自ら必要なものを調べて揃える負担がなく安心なのかもしれない。

一方、30代の回答者は出産を予定している子供が第二子以上の割合が高いこともあり「現物支給」の需要は低く、「現金」や「電子マネーやポイント」で「自分で自由に給付金の使い道を選びたい」人が多いようだった。