ハイレゾ音楽配信サイト「e-onkyo music」は、WAV/MQA/DIFFなど既に販売が終了した作品や音源フォーマットの扱いについて、「Qobuzへのサービス移行後、再ダウンロードはできなくなる」と告知内容を訂正した。
既報の通り、e-onkyo music事業は現在、Xandrie Japan(ザンドリエ ジャパン)がオンキヨーから取得・継承して運営。将来的には新しいハイレゾ配信サービスに移行する予定だ。
Qobuz(コバズ)へのサービス切り替えに先行して、e-onkyo musicではWAVやMQA、MQA Studio、DIFF、MLP(Dolby TrueHD)、32bit音源の配信を4月25日で終了。当初、「Qobuzへのサービス移行後もe-onkyo musicで購入した音源については再ダウンロード可能」と案内していた(4月5日時点)。
しかしその後、配信終了した音源フォーマットに関する告知を改めて5月8日に公開。「Qobuzへのサービス移行後は、販売が終了した作品や音源フォーマットは再ダウンロードできなくなる」と当初の告知内容を訂正した。Xandrie Japanでは「契約上の都合」により、実際には日本国内でのQobuzサービス開始前に、仕様やルールが変更されることになったと説明している。
e-onkyo musicで購入した作品と、4月25日をもって配信終了した一部音源フォーマットについては、2023年8月下旬までe-onkyo music上で再ダウンロードできる。ただし上記の通り、販売終了した音源については、必要であればQobuzへのサービス移行までにダウンロードしないといけなくなったかたちだ。
Xandrie Japanでは告知ページの中で「本件について、ユーザーに不便をかけることを重ねて深くお詫びする」と謝罪した。
また、日本でのQobuzのサービス開始に向けて鋭意準備を進めているとサービス移行の進捗について触れ、「幅広いコンテンツを提供するストリーミング・アプリで統合されたエコシステムをユーザーに提供することで、ユーザーの音楽体験を大きく向上させられると考えている」と説明。詳細が決まり次第、告知するとしている。