パルシステムグループは、調達で発生する予備分の青果活用や利用者へ呼びかけるフードドライブなどを通じた生活困窮者の支援活動について発表した。2022年度は、子ども食堂やフードバンクなどへ110万食分、重量で130トン以上を提供したという。

  • 都内での食料配付

提供した食品の内訳は、予備として確保する野菜や果物、パンなどが43万食分(85トン)、利用者へ呼びかけたフードドライブが8万食分(16トン)、各地の生協で購入し提供された米が54万食分(35トン)など。提供先は、フードバンクや子ども食堂のほか、東京・新宿や池袋などで実施している生活困窮者向けの相談会などで、合計250団体以上へ届けたという。

  • フードバンクかながわに寄贈した産直米

子ども食堂やフードバンクは、小規模な運営母体が多く自前のトラックを保有する団体はほとんどないのが現状だが、同社では生活圏内の配送センターへ届けることで、自家用車でも引き取れるようにしている。提供を受ける食品は保存性の高いものが多く、利用者へ届ける商品と品質の変わらない野菜や果物とのこと。