ひと目で時間がわかるだけでなく、その街のシンボル的存在にもなりうる時計塔や時計台。現在ツイッターでは、こんな幻想的な「時計塔」に注目が集まっています。

第2の時計塔
#イラスト
(@chocoshi3より引用)

  • (@chocoshi3より引用)

投稿したのはイラストレーターの「chooco(@chocoshi3)」さん。

「第2の時計塔」と題されたイラストには、猫を連れた女の子と、天まで高くそびえ立つ巨大な時計塔が描かれていました。

ド迫力でありながら歯車が複雑に絡み合う繊細さも兼ね備えており、「一体どんな仕組みになっているんだろう」と見入っているうちに、イラストの世界観に心がグッと引き込まれていくかのようです。

折れ曲がった「止まれ」の赤い標識も、ここがどんな世界なのかという想像をかき立ててくれますよね。

この作品は大きな反響を呼び、1.6万件のいいねを獲得(5月8日時点)。「美しい・・・・」「SF感も含めて壮大な時計塔ですね」「生まれ変わる為の手続きってこういう建物でやってそう。これ描くの何千時間かかるんだろ」「どんなカラクリが隠れているのだろう」「世界観に引き込まれる めっちゃ綺麗で大好きです! 」など、数々の絶賛コメントも寄せられました。

ツイ主さんに聞いてみた

今回はこの作品のテーマや制作方法について、ツイ主のchoocoさんに話をうかがいました。

ーー何を使って描かれているのでしょうか?

SAIとPhotoshopを使って描いています。

ーーこれはどんな塔なのでしょう? テーマやイメージしたものについてなど、お聞かせいただけますか?

猫と少女が旅をしている時に出会う時計塔です。かつてここに人が居たことと、発達したテクノロジーを持っていたことを記すイメージです。

どうしてここに時計塔が建っているのか、歯車や機械仕掛けな部分が多く使用されている様など、見ていただいた方に想像して楽しんでいただきたく描きました。

ーーちなみに、「第1の時計塔」もあるのでしょうか?

第1の時計塔は過去にツイッターに掲載しております。ネット上に公開はしていませんが、第3の時計塔も画集「Travel Diary2」に掲載されています。

  • 第1の時計塔(choocoさんご提供)

  • 第1の時計塔(choocoさんご提供)

ーー描く際にこだわったところや難しかったところ、楽しかったところなどお聞かせいただけますか?

他の時計塔との差別化がとても難しかったです。時計塔を増やそうと思った時にただの時計塔ではなく、とてもインパクトがありつつそれでいて1作目に見劣らないようなものを描きたかったので、それを形にするのがとても大変でした。ただひたすら描き込んでいるうちに、あれもこれも積み込みたいと子供のころの積み木をしている気分になったので、そういった遊び心もお伝えできればと思いました。


choocoさんはこの他にも沢山の素晴らしいイラストを描かれています。この絵が刺さった方は、ぜひアカウントをチェックしてみてくださいね♪