ANCHORパートナーは、ゼネラルリサーチと共に実施した「フェムケア・フェムテック」に対する意識・実態調査の結果を、4月4日に発表した。調査は2月6日~7日の期間、20代~40代の女性1013人を大正にインターネット調査にて行われたもの。
「フェムケア・フェムテック」という言葉の認知については、「初めて聞いた」(72.0%)が最も多く、次いで「言葉は知っているが内容はよく知らない」(16.0%)、「内容まで知っている」(12.0%)と続いた。
次に、「初めて聞いた」「よく知らない」と回答した人へ「フェムケア・フェムテック」に関する内容を見てもらい、その後印象を尋ねたところ、46.8%が「どちらでもない」と回答。
一方で「少し好ましく思う」(30.7%)、「かなり好ましく思う」(13.1%)と、初めて知った人にも好意的に捉えられていることが判明した。
その理由に、「対策ができるならやってみたい」「心身の不調を解決していけるのは素晴らしい」などといったコメントが寄せられた。
「フェムケア・フェムテックへの関心」については、「少しある」(38.7%)、「かなりある」(10.8%)と、約5割が関心を持っていると回答。
なかでも関心が高いジャンルは、「月経」が45.9%と最多で、次いで「メンタルヘルス」(26.2%)、「更年期障害」(24.6%)と続いた。同調査は、月経に関するトラブルに悩んでいる女性が多いと推察している。
「フェムケア・フェムテックによって改善したい症状」を尋ねると、1位「腹痛や貧血などの月経トラブル」(57.1%)、2位「PMSや憂うつ感などの月経トラブル」(51.5%)、3位「かゆみ、におい、肌荒れなどのデリケートゾーンの悩み」(39.3%)という結果だった。
「フェムケア・フェムテックを生活に取り入れているか」という質問に対し、25.6%が「取り入れている」と回答。
活用方法については使用アイテムが多数あがり、「布ナプキン」「吸水ショーツ」「月経カップ」などがあった。
「フェムケア・フェムテックによって症状の改善が見込めるか」と尋ねたところ、「少し見込める」(76.5%)、「かなり見込める」(13.8%)と、合わせて9割がトラブル改善への期待が高いことが判明した。