お笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉とタレントのウエンツ瑛士がMCを務める、テレビ朝日系バラエティ番組『朝メシまで。ゴールデンSP』が3日(19:00〜 ※一部地域を除く)に放送される。

  • ウエンツ瑛士、アンジャッシュ・児嶋一哉、本仮屋ユイカ、ココリコ・田中直樹 =テレビ朝日提供

世の中には、ほとんどの人が眠っている夜から朝にかけて働き、1日の終わりに朝食をとる人たちいる。同番組は、そんな真夜中に働く人々と、その“シメ”である朝食にスポットを当てる“朝メシバラエティー”(レギュラー放送は毎週土曜 24:30~)。ゴールデンSP第3弾となる今回は、ココリコ・田中直樹と本仮屋ユイカをゲストに迎え、東海道新幹線の保線作業とメロン農家の収穫作業に密着する。

深夜、東海道新幹線の保線作業のため、“あるミッション”に挑む38歳男性。最終の新幹線が通過した夜11時すぎ、彼をはじめとする総勢30名の作業員たちは、通常は厳重に立ち入りを禁止されている新幹線の線路内へ。

慌ただしく準備をはじめる彼らの前に現れたのは、全長約180メートルという巨大な保線専用車両。堂々たる勇姿にスタジオの面々は「カッコイイ!」「こんな車両、見たことない!」と大興奮だが、その巨大マシンを使って彼らが深夜に行うミッションとは。

しかも、始発列車の運行時刻までには必ず終了しなければならないため、彼らの作業にはタイムリミットが存在する。マシンのパワーも借りて順調に進んでいるかと思いきや、作業終盤、想定外の緊急事態が発生。刻々と終了時間が迫るも、なかなか問題が解決せず、残された時間はあとわずかに。はたして彼らはこの窮地をどう乗り切るのか。そして、そんな深夜の一大ミッションを終えて味わう、絶品朝メシとは。

また、高知県香南市夜須町に暮らす、メロン生産者夫婦の“朝メシ”にも密着。59歳の夫と57歳の妻は、メロン農家歴37年。夫婦が育てるブランドメロン“夜須のエメラルドメロン”は、都内のデパートでは1個6,000円〜1万円で販売されるほどの高級品だとか。

高級メロンの象徴ともいえるのが、“アンテナ”とよばれるヘタの形状と、“ネット”とよばれる表面の網目模様。特に、美しいネットに仕上げるには温度、湿度、水の管理が重要で、ご主人は「毎年、毎日、天気や温度は違う。なかなか完璧なものはできない」とポツリ。40年近くメロンと向き合ってきた彼のその言葉に、スタジオの面々も「メロンって繊細なんだなあ……大変だなあ……」と感心する。

番組では、深夜2時半からはじまる、メロンの収穫・出荷作業に密着するが、そのすべてが手作業であり、夫婦二人三脚。実は、若かりし頃は会社勤務だったという夫妻。最初は農業がイヤで仕方がなかったと打ち明けるが、なぜここまで続けることができたのか。取材するうち、夫婦の絆が浮かび上がっていく。そして、そんな夫婦が仕事を終えて味わう、朝メシとは。

MCの児嶋一哉とウエンツ瑛士のコメントは以下の通り。

■児嶋一哉
僕は仕事でよく新幹線を利用しますが、新幹線のレールって当たり前のようにそこにあるものだから、あまり深く考えたこともなかったんですよね。でも乗客の安全を守るために保線作業はめちゃくちゃ大事なことで、線路を整備するのにどれだけ大変な作業があるのか、今回初めて知って勉強にな りました。見たこともない専用車両やマシンが山ほど出てきて、カッコよかったですね。それも大きなみどころです!

メロン生産者のご夫婦は37年間も同じ仕事を続けてこられたということで、今に至るまでいろいろな家族のドラマがあったんだなと感じました。今回はスタジオでメロンを試食させていただきましたが、最高でしたね! どれだけ大事に作られてきたメロンなのかが分かったからこそ、さらにおいしく感じました。いやあ、今回も感動したなあ!

■ウエンツ瑛士
今回紹介する新幹線の保線作業は、まったく想像もしていなかったお仕事で、深夜にこんなミッションが行われていたなんて……と驚きました! 日本の鉄道技術は世界に誇れる素晴らしいものですし、細やかさと丁寧さが要求される仕事なので、簡単にはほかの国が真似できないことじゃないかな。180メートルの長さの巨大保線車両にはビックリ! めちゃくちゃすごいマシンがあるんだなと圧倒されました。

かたやメロン生産者のご夫婦は、ひとつひとつハサミを入れて収穫して、品質をチェックして自分の手で包んで……と、徹底的に手作業でしたね。こちらの密着VTRでは、ひとつの“家族の物語”を見せていただいた気がしています。ご夫婦の絆もそうですし、ご自身が受け継いできたものをこの後どうするか、後継者問題を含めて人間模様を感じられる映像でした。農業の後継者不足を伝えるニュースと、こういうひとつの家族にスポットを当てたものを見るのとでは、後継者問題の見え方も変わってくるので、とても貴重な取材だったなと思います。