日本将棋連盟は2023年5月2日、『将棋世界2023年6月号』(発行=日本将棋連盟、販売=マイナビ出版)を発売した。

6月号でも藤井聡太竜王の活躍が満載!

2022年度に最年少六冠&4棋戦制覇を果たした藤井竜王は、七冠目を懸けて現在、第81期名人戦七番勝負で渡辺明名人と激闘を繰り広げ、現在2連勝スタートを決めている。6月号では藤井竜王が快勝した第1局を、元名人の佐藤天彦九段の解説でお届けする。

並行して行われる第8期叡王戦では、藤井叡王と振り飛車党の星・菅井竜也八段が1勝1敗の互角の勝負を繰り広げている。6月号では藤井竜王が会心の振り飛車破りを見せた第1局をレポート。

俊英棋士インタビューでは藤井竜王を追う若手の一人・服部慎一郎六段が登場する。将棋は中終盤と話し、AI全盛の現代において、AI研究は最小限にとどめるこだわりを持つ。将棋大賞で最多対局賞、新人賞を獲得した次代のエースがタイトル戦への照準を定める。

女流棋士インタビューは藤井奈々女流初段に話を聞いた。第二の親のようという師匠・伊藤博文七段、憧れの存在である姉弟子・西山朋佳女流三冠と、自らを形作る一門への思いを語った。

6月号では七冠を目指す藤井竜王の特別読み物「“六冠プラス4”として、七冠を目指す。それって、どういうこと?」に注目。22年度の藤井竜王は53勝11敗だが、内訳を精査すると実質的には1敗しかしていないというものすごさ。その超人的な成績を、大山康晴十五世名人、羽生善治九段の全盛期の数字と比較し、大棋士たちの「すごい1年」を振り返る。

ほかにも、ついにA級に上がった佐々木勇気八段が自身と藤井竜王の将棋の違いを詳細に分析した渾身のインタビュー、エッセイ、宮田敦史七段の終盤講座など、読み応え十分の一冊。Amazonの紹介ページはこちら

『将棋世界2023年6月号』
発売日:2023年5月2日
価格:870円(本体価格791円+税10%)
判型:A5判244ページ
発行:日本将棋連盟