「人と仲良くなりたいけど、どのように接すればいいかわからない」とお困りの方は多いのではないでしょうか。
本記事では人と仲良くなるための方法や、仲良くなりたいと思われる人の特徴、逆に仲良くなりづらい原因を紹介します。異性や苦手な人と仲良くする方法もまとめました。
人と仲良くなる方法・コツとは
人と仲良くなりたいと考えてはいても、他人との距離を近付けるにはどうすればいいか、悩んでしまう人も多いでしょう。この章では、人と仲良くなるポイントについて解説します。
相手に興味を持つ
人と仲良くなりたいと考えたときに、最も重要なポイントは相手に興味を持つことです。
人と仲良くなるためには、自分のことばかりではなく相手の話を聞いて、相手のことを知ることが大切です。この際、単に相手の話を「聞くだけ」ではなく、「興味を持つ」「共感する」ことがキーです。
相手の話を「どうでもいい」「つまらない」と思うのではなく、できる限り、興味を持つように努力しましょう。
共通の話題を見つけ出す
共通の話題を見つけ出すことも、仲良くなるためのコツです。趣味、友人のことなど何でも構わないので、まずは共通項を見つけることから始めてみましょう。
共通の話題を見つけるためには、前述の通り相手の話を聞いて相手に興味を持つことが大切です。相手に興味を持つとどのようなことが好きなのか、趣味は何なのかなどが知りたくなり、共通点を見つけやすくなるでしょう。
オーバーリアクションで話を聞く
オーバーリアクションで話を聞くことも有効です。なぜなら、オーバーリアクションで話を聞いていると会話を楽しんでいるという雰囲気が伝わり、好印象を与えられるためです。
会話に対してしっかりリアクションがあると、話している側は「自分の話に興味を持ってくれている」と感じて、話すことに楽しさやうれしさを感じるものです。
自分では大げさに感じるくらいのオーバーリアクションをすることで、会話中の空気を心地良くすることができ、自然と会話が弾むでしょう。
困っていたら全力でサポート
仲良くなりたい人が困っている場面を見掛けたら、全力でサポートしてあげることで仲良くなれるかもしれません。
何か困っている様子が見られた場合は、勇気を出して「大丈夫?」「何か手伝おうか?」」などと声を掛けてみましょう。困っている内容次第では力になれるかもしれませんし、たとえ助けてあげられなくても、その気遣いが仲良くなるきっかけになるでしょう。
自己開示をしてみる
自己開示をしてみることも有効です。なぜなら、自己開示をすることで自分のことを知ってもらうことができ、興味を持ってもらいやすくなるためです。
興味があること、最近ハマっていること、出身地や仕事内容についてなど、自己開示をして自分の人間性や価値観を伝えることで、相手も会話しやすくなり、早く距離が縮まるでしょう。
弱みや悩みを打ち明けてみる
趣味や興味があることだけでなく、自分の弱みを先に相手へ見せることも、仲良くなる方法の一つです。
弱みをさらけ出すということは、自分が相手に心を開いているという分かりやすい証明となります。心を開いてくれている人に対しては、相手も心を開きやすいでしょう。
会話する時はリラックスを心掛ける
会話をするときは、緊張し過ぎず、なるべくリラックスするよう心掛けましょう。緊張しながら会話をしていると、顔がこわばったり、リアクションが薄くなったりしがちなため、相手に「会話が楽しくないのかな?」などと思われてしまうかもしれません。
しかしいくら緊張しないように心掛けたとしても、特に「この人と仲良くなりたい」と感じている人と会話をする際には、通常よりも上がってしまう場合もあるでしょう。そんな場合は、最初に「すみません、緊張していて」と一言伝えると、相手も事情がわかり、不安に思わずに済むかもしれません。
SNSを通してアプローチ
誰かと仲良くなりたいと考えたとき、SNSを通してアプローチする方法もあります。直接話すことが苦手な場合や、共通の話題を見つけにくい場合は、SNSを通してコミュニケーションを取ったり、投稿から共通点を探したりすることができます。
ただし、職場の人にSNSのアカウントを聞き出そうとしつこくすることや、「いいね」をするよう圧を掛けることなどは、ハラスメントにあたる可能性があるため注意が必要です。もちろんプライベートでも、強要やストーキングまがいの行為をしてはなりません。
「仲良くなりたい」と思わせる人の特徴
人と仲良くなるには、自分が相手から「この人と仲良くなりたい」と思わせることも重要ですね。ここからは、「仲良くなりたい」と思わせる人に共通する特徴を紹介します。
誰と話すときも常に笑顔
「仲良くなりたい」と思わせる人の特徴としてよくあるのは、誰と話す時も笑顔でいる点です。
会話中に笑顔を絶やさない人からは親しみやすい雰囲気が出ていて、相手も好印象を抱きやすいでしょう。さらに相手の緊張がほぐれ、お互いの会話が弾むことにもつながります。
たとえ苦手な人や緊張する相手に対しても、会話中は笑顔でいることを心掛けてみましょう。
聞き上手で、相手の話にしっかりリアクションをする
「仲良くなりたい」と思わせる人には、聞き上手で、コミュニケーション能力に長けているという共通点もあります。
彼らは自分のことばかりを話すのではなく、相手の話にも耳を傾け、しっかりとリアクションを取っています。すると相手は、「この人と話すと楽しい」「もっと自分のことを話したい、知ってもらいたい」と思うものです。
逆に人の話をろくに聞かずに、自分の話ばかりするような人は、仲良くなりたいと思われにくい傾向があるため気を付けましょう。
普段から気遣いができる
「仲良くなりたい」と思わせる人は、相手に対して気遣いのこもった行動を常にしているという特徴もあります。
気遣いのこもった行動とは、例えば困った人がいればすぐに気付いて「大丈夫?」と声を掛ける、「一緒にやろう」と助け舟を出すなどの行動です。飲み会などでも食事を取り分けたり、空になった食器を積極的に片付けたりといった行動を自然と行っています。
普段から周囲を積極的にサポートしていて、親切であることから、周りの人も「頼りになる」「仲良くなりたい」と思うのです。
自己肯定感が高く、ポジティブ
自己肯定感が高く、ポジティブな人も仲良くなりたいと思われやすいでしょう。常に明るく前向きで、暗い表情を見せないため、一緒にいる人も元気になれるからです。
逆に自己肯定感が低くネガティブで暗い人は、「問題に対する解決策がなく愚痴ばかりだ」「一緒にいると自分まで暗い気持ちになってしまう」などと思われてしまうかもしれません。
異性と仲良くなる方法
「同性とは話しやすいけど、異性とはなかなか仲良くなれない」とお悩みの方も少なくないでしょう。ここからは、異性と仲良くなる方法をご紹介します。実践しやすい方法から取り入れていきましょう。
普段から相手との接点を増やす
まずは、普段から相手との接点を増やすことを意識してみましょう。なぜなら単純接触効果といって、繰り返し接することで、相手への肯定的な印象が強まるといわれているためです。
単純接触効果には長時間のやりとりの必要はなく、簡単でいいので回数を意識しましょう。
もちろん、やり過ぎは逆効果になる可能性があります。相手の反応を見ながらトライしてみましょう。
仲の良い友達に協力してもらう
「仲良くなりたいけどいきなり声を掛けにくい」「接点がない」など、話し掛けたくても難しい場合もあるでしょう。
そんなときは、仲の良い友達に協力してもらうという方法もおすすめです。特に、仲良くなりたい異性と共通の友達がいれば、仲が良くなるきっかけ作りにもなります。
共通の友達を通して連絡先を教えてもらったり、友達を交えて一緒に遊びに行ったりなど、協力をお願いしてみましょう。
遊びに誘ってみる
思い切って遊びに誘ってみるという方法もあります。
まだ相手とさほど親しくない場合、相手がどのようなものが好きなのか、どのような場所によく行くのかわからないということがほとんどです。そのため、近場へのお茶や買い物など、最初は気軽な場所へ行くことをおすすめします。
少しずつ相手のことがわかってきたら、今度はお互いが楽しめる場所に遊びに行くと、さらに距離が縮まるでしょう。
苦手な人とうまく仲良くなるには
世の中にはさまざまな人がいます。中には自分と合わないと感じる人、なんとなく苦手意識を感じてしまう人もいるでしょう。とはいうものの、職場など、苦手な相手とコミュニーションを取らなければならない場合も少なくありません。
ここからは、苦手な人とも仲良くなる方法を紹介します。
相手の承認欲求を満たしてあげる
その人のことが苦手なのは、相手が自分に対して高圧的だ、興味が無さそうだ、などと感じるからではないでしょうか。
その場合は、相手の承認欲求を満たすことを心掛けるといいかもしれません。人は褒められたり認められたりすると、その人に好意を抱くことがあります。だからこそ、苦手な相手の承認欲求を満たし、自分に対して好意的になってもらうのです。
しかしあまりに称賛しすぎるとわざとらしくなったり、嫌みに捉えられてしまったりすることがあります。そのため、嫌みにならない程度に程よく相手を褒めたり、会話中にさりげなく褒め言葉を使ったりしてみましょう。
教えを乞う形で、相手を持ち上げる方法もいいでしょう。
相手の名前を呼ぶ
相手の名前を呼ぶことも仲良くなる一つの方法です。なぜなら人は名前を呼ばれると、相手への好感度が上がるとされているからです。
例えば、そんなに親しくない人から名前を呼ばれると、「名前を覚えてもらえている」とうれしく感じる人は少なくないでしょう。これはネームコーリング効果といいます。
会話をしているときや挨拶の際に、相手の名前を呼んでみましょう。
人と仲良くなれない原因
人と仲良くなりたいと思ってはいるものの、なかなか仲良くなれない場合は、まずはその原因を知ることが大切です。
この章では、人と仲良くなれない主な原因をご紹介します。自分がいずれかの原因に該当しないかを確認してみましょう。
自分の意見を押し付けてしまいがち
人と仲良くなれないのは、自分の意見ばかりを主張しているからという場合があります。例えば、相手の話をちゃんと聞いていなかったり、自分の話ばかりをしたりなどで、結局自分の意見を押し付けているのです。
一方的なコミュニケーションは、会話をしていないのと同じです。人と仲良くなるためには、自分のことばかりではなく相手の意見に耳を傾けることが大切です。
協調性がない
協調性がないことが原因になってしまっている場合もあります。
協調性がないとは、自分のこだわりが強すぎて、人やその場の空気に合わせるのが苦手なことを指します。また、自分では気付かないうちに周囲に壁を作ってしまい、自分を上手に出すことができない場合なども考えられます。
相手との距離がなかなか縮められないため、仲良くすることが難しくなります。
人付き合いに神経質になっている
ストレスがたまりやすい性質で、人付き合いに対し神経質になっていることが原因になっている可能性もあります。
人付き合いに神経質になると、人を疑いやすくなり、相手が好意的なことを言ってもお世辞とくみ取ってしまうなど、マイナスに捉えてしまうことも少なくありません。
また、このような人は人間関係でストレスがたまることを恐れ、関係性がうわべだけのものになりやすいという特徴もあります。
コミュニケーションが足りていない
単純に、相手とのコミュニケーションの量が足りていないことが原因になっているかもしれません。
コミュニケーションの量が不足していると、自分がどういう人間かが相手に伝わっていない可能性が高くなります。そのため、相手もどのように接すればいいのかわからなかったり、話しかけていいのか不安に感じたりして、距離がなかなか縮まらなくなっているのです。
人との距離を縮めるコツをつかんで、プライベートや職場の人間関係に生かそう
人と仲良くなるためには、いくつかの方法やコツがあります。
なかなか人と仲良くなれない場合は、自分を客観的に見つめ直して、仲良くなれない原因を知りましょう。その上で試しやすいものから仲良くなれる方法を実践し、人間関係を良好にしましょう。