ケンコー・トキナーは4月26日、フルサイズに対応したソニーEマウント用の大口径ズームレンズ「SAMYANG AF 35-150mm F2-2.8 FE」を発表した。単焦点レンズのように明るいズームレンズで、複数の単焦点レンズを持ち歩かず1本で済むことをアピールする。ケンコー・トキナーオンラインショップ公式店での価格は183,000円。5月26日より発売する。
「The Fast All-Rounder Zoom“明るい万能ズーム”」がコンセプトの大口径ズームレンズ。よく使われる5つの焦点距離(35 / 50 / 85 / 135 / 150mm)で単焦点レンズの代わりに使え、ポートレートからイベント撮影など、あらゆるシーンでレンズ交換をすることなく撮影を続けられる。
レンズ構成は18群21枚で、12枚に特殊レンズを使用する最新の光学設計により、ズーム全域で優れた解像力を発揮する。加えて、UMC(ウルトラマルチコーティング)を施すことで、フレアやゴーストの発生も抑える。絞り羽根枚数は9枚。美しく柔らかなボケ味も得られる。
AFシステムにはリニアSTM(ステッピングモーター)を採用。高速かつ高精度なAF性能と静粛性で、動画撮影にも適している。レンズ側面には、AF/MFの切り替えスイッチ、MODE1/MODE2でフォーカスリングをカスタムできるカスタムスイッチ、AF時に被写体にピントを合わせた状態でピント位置を固定するフォーカスホールドボタンを備える。
最短撮影距離は広角端で0.33m、望遠端で0.85m。最大撮影倍率は広角端で0.175倍~望遠端で0.18倍。フィルター径は82mmで、本体サイズは直径92.8mm、長さ157.4~197.9mm、重さは1,231g(レンズキャップ・フードを除く)。