ケンコー・トキナーは4月26日、SAMYANG製の富士フイルム Xマウント用中望遠AFレンズ「SAMYANG AF 75mm F1.8 X」を発表した。ケンコー・トキナーオンラインショップ公式店での価格は69,300円。5月26日より発売する。
焦点距離75mm(35mm判換算112.5mm相当)の大口径中望遠レンズ。重さを257gに抑えたコンパクト設計で、富士フイルムのミラーレスカメラとのマッチングに優れる。
レンズ構成は9群10枚で、2枚のHR(高屈折率)ガラスと3枚のED(超低分散)ガラスを採用することで、画像全領域で高い解像度とコントラストが得られる。開放F1.8でもシャープな描写で、非球面ガラスを使用していないことと9枚羽根の円形絞りにより、浅い被写界深度の美しいボケを表現できる。
AFシステムは、リニアSTM(ステッピングモーター)の搭載で高速かつ高精度。静音性も高く、動画撮影にも使いやすい。カスタムスイッチのMODE2は「プリセット絞り機能」を搭載。AFでの動画撮影時に、クリック感のない絞りリングのように無段階で絞りを制御できる。
最短撮影距離は0.69m、最大撮影倍率は0.13倍。フィルター径は62mmで、本体サイズは直径70mm、長さ69.3mm、重さは257g(レンズキャップ・フードを除く)。